二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 戦国BASARA【月に誓う…〜記憶を追い続けて〜】 ( No.522 )
- 日時: 2010/04/11 09:44
- 名前: ターフ ◆lrnC2c/ESk (ID: 3c0JYUg8)
- 参照: http://名前変えたよ★(元はトコ)
——今川行列——
「HA、よく来れたな・・・真田幸村!!」
「伊達政宗!そこにいる今川義元の首は、武田軍の上落には必要なものでござるっ!!」
幸村はバッと馬から飛び降りて槍を構える。
政宗はHA!と言って嘲笑う。
「上落の為だぁ?お前の考えには・・・見損なったぜ、真田幸村!」
「——!?・・・・何が言いたい!」
幸村は意味が分からない事を口走る政宗に聞いた。
その姿を見て、カッカッカと政宗は大笑いをする。
「お前はいつも、熱く俺と同じ力で対抗できる奴だと思っていた!だが・・・——そんなんじゃ、俺や葵には勝てねぇ・・・・!」
「——!!・・・・何をぅっ!!!」
幸村の怒りが上がっていく。
政宗は刀を前に出し、幸村を誘う。
「来いよ・・・真田幸村っ!今川のおっさんの首を賭けて勝負だ!」
「望む所!!いざ・・・尋常に勝負!!」
「推して・・・・・参る!!」
一旦空気が止まったが、政宗と幸村は懇親の力を出し綺麗な対照的色を作っていた・・・・・・・・———。
☆****☆
——小田原城——
「ハァ・・・・ハァ・・・・」
葵は傷口を押さえる。
少し走りすぎて、傷口が開いている。
近くの所で座った。
かなりの血の跡が、ポタポタと辿って来た所に落ちていた。
「・・・痛いな」
呟いてもジンジンと痛みが増す。
その時・・・・・・・・・・———。
——“傷口が開いて動けないのかい?”——
!!・・・・また、あの声・・———。
普通は嫌っていた声なのだが、久しぶりの声に懐かしく思えた。
「・・・・そうだよ、誰かさん」
——“なら、君を助けよう・・・。ただし、政宗君だっけ?・・・その子の所に間に合わせてね?”——
「!・・・・分かった」
今まで助けるなんてありえなかった。
だが、間に合わせないといけない。
それが約束・・・・謎の声との約束なのだ・・・・・・・・・・———。
其の九拾四崖 謎の声の懐かしさ