二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 戦国BASARA【月に誓う…〜記憶を追い続けて〜】 ( No.543 )
- 日時: 2010/04/18 13:20
- 名前: ターフ ◆lrnC2c/ESk (ID: 3c0JYUg8)
- 参照: http://名前変えたよ★(元はトコ)
「今川・・・・義元が三人!!?」
幸村は驚くあまりに大きな声を出した。
「・・・・ッチ!気付きもしなかったぜ・・・!」
政宗は舌打ちをし、チャッと刀を構えるのだが・・・・・・・・・———。
「「「行くでおじゃ〜♪」」」
三人同時にそう言うと馬を走らせて行く。
政宗は動き出したのと同時に自分の馬の所へ走る。
「小十郎!後を追うぞ!!」
「承知っ!!テメェらはここにいろっ!!」
小十郎の指示で伊達軍の部下は「「おぉ!!」」と大きな声で言った。
その時・・・・・・・・・・———。
「政宗殿には負けませぬっ!!」
後ろから幸村も馬を走らせて追う。
今川義元の偽者二人と本物がそれぞれ、森の三つの分かれ道に分かれた。
幸村は左側、小十郎は真ん中、政宗は右側で分かれて行った・・・・・・・・・・・———。
★****★
——森の奥地——
「・・・・・遅かったな、光秀よ」
第六天魔王と言われている織田信長は、今来た明智光秀に言う。
「すみません、遅れるはずじゃなかったのですよ・・・・信長公」
長い銀髪の髪がフワッと風によって上がる。
「お前が遅れるとは・・・・珍しい」
「・・・・一揆に会えなくてウロウロしていたんです」
「——!・・・・光秀・・・・貴様は首を刎ねたいのか?」
織田信長は殺気の込めた言葉で言う。
光秀はクックックと嘲笑う。
「それはごもっともですけど、今は遠慮しますね・・・。その代わり・・・良い情報があったんですよ」
「・・・・良い情報?」
「えぇ・・・。その情報は、あの“風神”一族の生き残りがいたという情報です」
「・・・・ほぅ」
あまり昔の事なのかは分からないが、織田信長は少し興味深いと言う声を出した。
「・・・・首を刎ねるのは撤回しよう。その代わり・・・・」
「“全てを話せ”ですよね?貴方の為なら、何でも従いますよ」
光秀は少し笑うと、森の中へと向かって行った・・・・・・・・・・・・・・・———。
其の九拾七九 織田の軍勢近し