二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re:本編100話達成! ( No.556 )
日時: 2010/04/21 16:54
名前: ターフ ◆lrnC2c/ESk (ID: 3c0JYUg8)
参照: http://名前変えたよ★(元はトコ)

政宗は周りを見渡す。
小田軍の兵士がズラッと並んでいた。
普通はここで殺されるはずなのだが、動いてはいけないと指示されているのか微動しない。
・・・・なんだ・・・こいつら・・・?——。
そうして、政宗は行き止まりの壁の真上を見ると・・・・・・・・・・・・———。
「・・・・・・・・・」
「——!!」
第六天魔王の織田信長やさっき霧を発生させ姿をくらました明智光秀、あとは女や小さい男の子がいた。
政宗は六爪流を出そうと構えるが、構える所でピタッと止まった。
止まった理由は政宗自身が分かった。
・・・・怖い・・・!!——。
初めて屈辱的な気持ちであった。
殺気と言っても生温いものであって、なんと言ったら分からない。
もしかしたら、これは・・・・——命の危険性を知らせているかもしれない。
「政宗様っ!」
小十郎が後から来て、馬を止めるが政宗に返事が無い。
「・・・・?」
フッと真上を見ると政宗に返事が無いのがすぐさま分かった。
「あれは・・・・・!」
小十郎は息を呑んだ・・・・・・・・・———。

☆****☆

「・・・この気配、政宗と小十郎!」
危険な気配に二人の気配を葵は感じ取った。
速く行かなくては間に合わなくなると言う焦りが段々と積もる。
まさかこのような展開を迎えるとは思っていなかったこと。
その時・・・・・・・・・・・———。
「——葵殿!?」
「——!・・・・この声は、幸村・・!?」
周りを見渡すと隣の道沿いに見えた。
幸村は呆気を取られた顔だった。
幸村の馬で見えないが、幸村の忍だろうか分からないが気配が感じられた。
「どうして、葵殿がいるのでござる!?」
「僕は・・・この先にいる政宗と小十郎に会わないといけない・・・」
「——!、では速く行きませぬと!!」
葵の焦りを幸村が感じ取ったのかそう声をかけた。
・・・・政宗・・・小十郎・・・・・!——。
グッと強く手綱を持ち、馬を少しずつ速めた・・・・・・・・・・———。

其の壱百厘 怖気と間に合い