二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 戦国BASARA【月に誓う…〜記憶を追い続けて〜】 ( No.642 )
日時: 2010/05/03 15:39
名前: ターフ ◆lrnC2c/ESk (ID: 3c0JYUg8)
参照: http://名前変えたよ★(元はトコ)

——四国——
「これも旨い!あ、これおかわりで!」
元親のアジトに若い声が聞こえる。
その声の持ち主はもちろん上杉の忍である風神ツカサである。
ツカサは昨日よりもかなり皿を平らげていた。
「テメェ・・・少しは分量を考えねぇか?」
元親はピキピキと怒った音を立ててツカサに言った。
「あ、俺とした事がつい;」
ツカサは自分の失態に苦笑した。
元親は少しため息を付いた。
昨日、ツカサが倒れていた為元親が助けたのは良いのだが・・・・。
こいつ・・・かなり食っているな・・・——。
朝からツカサは凄く食べていた。
しかも、かなりの食料費がかかるほどの。
ツカサは手を合わせて「ご馳走様でした」とふかぶかく言って元親を見る。
「本当に旨かったよ、ここのご馳走」
元親は何故か少しイラッと来た。
ツカサはそれに気付かず少し笑った。
多分、ツカサ本人には悪意はないのだろう。
ただ、悪意とは知らずにやっているだけ。
「謙信に良い所あったって知らせとこ〜♪そう言えば・・・えっと元親で良いんだよな?」
昨日教えてもらった名前を思い返して言う。
「あぁ・・・そうだ」
元親は不機嫌に言う。
“今更の後悔”と言う言葉は元親も知っていたのだが、まさかツカサとは思いもよらなかった。
・・・たく、俺のした事が・・——。
ハァと元親は自分を恨んだ。
その時・・・・・・・・・・・———。
「お!この武器・・・見たことが無い!」
ツカサは目をキラキラと輝かせる。
見ている先には・・・・元親の武器である碇槍。
「お前、武器に興味があるのか?」
元親は恐る恐る聞いてみる。
ツカサはキラキラしたままこっちを向いて息を一つせず言う。
「あぁ!俺、かなり武器の事に興味があってさ!しかも見たことが無い武器だとかなり興味が沸くんだよ!」
「そ・・・そうか;」
元親は笑顔を引きつりながら苦笑する。
ツカサはズイズイと「見て良いか?」と言う顔で近寄って来た為、元親はコクンと頷くしかなかった・・・・・・・・・・・———。

其の壱百壱拾壱東 武器マニア