二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 戦国BASARA【月に誓う…〜記憶を追い続けて〜】 ( No.687 )
日時: 2010/05/08 09:00
名前: ターフ ◆lrnC2c/ESk (ID: 3c0JYUg8)
参照: http://名前変えたよ★(元はトコ)

——四国——
「いや〜マジで元親の武器は良い武器だな、こりゃ」
ツカサは満面な笑みで元親の武器を手に取っていた。
「そりゃそうよ!俺の武器は少し南蛮製だからな」
良い武器と言われて元親は嬉しい顔をしてツカサに向かって言い返した。
ツカサは「おぉ〜!それは凄いな!」と言って、刃のキレを見た。
「ヒュゥ・・・!キレも良いし、形も良い!こんな武器はそんなに無いな!」
コトッと少し音が出たが、優しく武器が置いてあった場所に戻て置いた。
ツカサは振り向いて元親に言う。
「何もかも完璧な武器だな、元親!俺はこんな完璧な武器、見た事も触った事もないぜ!」
「そんなに俺の武器が完璧なのか?」
ツカサは少し笑みを漏らして「あぁ!」と言い頷く。
元親は何か言おうとしたが、ツカサが元親が言う前に続けて言った。
「だけど、少し強度を上げた方がいいな。戦闘中に壊れてしまう」
「は?さっきまで完璧って言った筈じゃねぇのか?」
「そうなんだけどさ・・・・この原型をこの先、そのまま出来るようにするのはまず無理なんだよ。まぁ、俺の意見では少し強度を上げていった方が良いよって言う事」
ツカサは少し苦笑して「お分かり?」と言った。
元親は少し留まって頷く。
凄く武器についてやけにツカサは詳しく、しかも元親に分かりやすい説明なのだ。
こんな奴・・・・・ここの四国では見た事もねぇし、分かりやすいな・・・!——。
この時、初めてツカサが武器マニアである事を知った。
ツカサは少し元親の武器を見て言う。
「あのさ、俺さ元親の武器の強度を上げたいからさ・・・・・——俺が上げさせて良いか?」
「それはどう言う意味だ・・・?」
元親はいまいち分からなく聞いてみた。
ツカサは少し苦笑して言葉を返す。
「俺が元親の武器の強度を上げさせるって言う事だよ」
「!!・・・で、出来るのか?」
何故か不安げに元親は聞いてしまった。
ツカサは少し「?」マークを飛ばして言う。
「何不安げに言っているのさ?俺、これでも自分の武器はほとんど強化しているんだ」
「そ、そうか・・・・」
それを聞いて何故か心が安心した。
「すぐ出来るから」とツカサに言われたので、少し浜辺に散歩しに行った・・・・・・・・・・・・・———。

其の壱百壱拾六新 武器の強度