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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 戦国BASARA【月に誓う…〜記憶を追い続けて〜】 ( No.7 )
- 日時: 2010/01/13 17:00
- 名前: ターフ (ID: 3c0JYUg8)
- 参照: http://名前変えたよ★(元はトコ)
いつもなくキレイな夕焼け・・・・・・———。
その景色をボゥ・・・・と見ている忍が一人いた・・・・・・———。
「・・・・はぁ、めんどくせぇな」
彼はため息を漏らした後、よいしょ・・・と言い立ち上がった。
彼の名は、風神ツカサ。
この頃になって、越後の上杉謙信の忍部隊に入った若者である。
あまり任務などには興味がないが、仕方がなくやっている。
調度、任務を終えた頃で越後に戻ろうとしていた。
「はぁ・・・今日は疲れたなぁ;しかも大仕事だったし・・・・」
コキコキと、肩の骨を鳴らし木から木へと移り飛ぶ。
その時・・・・・・———。
「?、人か?」
下を調度見ると、馬に乗った若い奴が道に迷っていた。
少し声をかける。
「あんた、道分からないのか?」
声に気付いたのか、こっちを見上げてコクンと頷いた。
しかし、まだ若い奴だ・・・・———。
顔立ちといい、着ている着物といい、どこかにいこうとしたら迷ってしまったと言うオチか・・・・・・———。
「どこに行くんだ?越後か?」
若い奴は横に首を振った後こう言った。
「奥州の・・・・奥州の米沢に行きたいのだが・・・・」
「!!」
米沢・・・・・———。
そこは独眼竜と言われている男の領地だ・・・・・・———。
あそこはこの俺でも行ってもならないと言われている領地だ・・・・・・———。
こいつは商人か・・・・———。
そう思ったツカサは、道順を教えて若い奴と別れた・・・。
だが、この後やっとあの若い奴が奥州の白虎であることに気が付くのはまだもう少し後である。
其の弐林 忍と若い奴
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