二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: フェアリーテイル 〜FAIRYTAIL〜 66話更新 ( No.252 )
- 日時: 2012/12/05 22:44
- 名前: アビス (ID: dFf7cdwn)
67話〜激闘開始!!〜
「火竜の咆哮!!」
「氷欠泉!!」
—ズドォォォン!!!—
「だはーーーっ!!何だこいつら。雑魚じゃなかったのかよ」
疲れを外に出す様に息を吐き出すナツ。周りには多くの魔導士が倒れていた。
彼らは闇ギルド・裸の包帯男(ネイキッドマミー)。
ニルヴァーナの入手の為ブレインが置いたオラシオンセイス傘下のギルドだ。
「意外とやるじゃねぇか!」
「当たり前じゃない!!相手はギルド一つよ!!?何考えてんのよアンタたち!!」
一つのギルドに立ち向かった二人に声を上げるシャルル。
「おい!!おめぇらのアジトはどこだ!!」
「・・・・・西の廃村?」
他に散った連合軍の所にも傘下ギルドが立ち塞がるが敗れ、拠点の場所を吐かされていた。
「墓穴をほりましたね。私たちを倒すつもりが、アジトの場所をつきとめられるなんて」
「リオンとシェリーは西へ向かえ。ここに大きな魔力が近づいてくる。
おそらくオラシオンセイスだ。ワシはここで迎え撃つ」
「気をつけて、ジュラさん」
——————————西の廃村—————————
「ウェンディーーーー!!!」
「ちょっと!敵がいるかもしれないのに、大声出すんじゃないわよ!!」
西の廃村にいち早く辿り着いたナツたち。
ナツの叫びにシャルルが忠告するが・・・・・
「・・・・・・ゴミ共め。レーサー、近づけさせるな」
ブレインたちのいる洞窟にもその声が響き渡る。
「OK」
—ギュンッ!!—
「ぐあッ!」
「ぐはっ!!」
ブレインの命令を受け、即座にナツたちを迎撃するレーサー。
「ここは任せろナツ!お前は早く下に行け!!」
グレイはそう言うと、氷でレーサーが出てきた洞窟へと続く道を作りだした。
「おし!いくぞシャルル!!」
「え?・・・・きゃああああああああ!!!」
「行かせるか!」
氷の道を滑っていくナツを見てその後を追おうとするレーサー。
「させっかよ!!アイスメイク・フロア!!」
「おうっ!?・・・・・ぎゃ!!」
レーサーの足元を氷に変えたグレイ。それによりレーサーは足を取られ転んでしまった。
「・・・・・この俺の走りを止めたな」
「お望みなら何度でも止めてやるよ。
氷は命の時も止められんだ。精々妖精の尻尾でも眺めてな」
「・・・・・あんな小僧に追いつく事は造作もねぇが、
てめぇを殺さねぇと気がすまねぇ。それにあの小僧じゃ女は助けられねぇ。
ブレインの前じゃあんな餓鬼、無力だ」
「フェアリーテイルを舐めるなよ!!
アイスメイク・ランス!!」
グレイの放った氷の槍がレーサーの目の前まで迫るが、レーサーは一向に動こうとしない。
「ふん。だがまぁ・・・」
—シュン—
「!!!」
「てめぇを殺して早く小僧を追いかけるか」
当たる瞬間、レーサーの姿が消えたかと思うとグレイの真後ろへと移動していた。
(何時の間に!!)
「そろそろ行くぞ!
デッドGP!開幕!!!」
—ブオォォン!!ブオン!!ブォブオオオオン!!!—
レーサーの合図と共にエンジン音が森中に響き渡ると、茂みからバイクが飛び出してきた。
「魔導二輪が大量に!!」
「地獄のモーターショーだ。踊れ!!」
「ぐあ!!」
暴れ回るバイクに翻弄されるグレイ。
「っ・・!!それ・・・乗れんのかよ」
レーサーがバイクに乗っているのを見て、グレイも乗り込む。
「SEプラグまでついてやがる。行くぞオラァ!」
「面白い。俺とレースで勝負しようと?」
「ルールはねぇから覚悟しとけや!!」
森の中を爆走する二人。
「アイスメイク・ランス!!」
—ズガガガーーン!!—
「ふん、どこを狙っている色男」
「くそっ!」
—ブオオオオン!!!—
「!!!」
更に進んだ所でグレイは人影を発見した。
「リオン!」
「グレイ!?」
いたのはラミアスケイルのリオンとシェリー。
「いいところにいたぜ。乗れ!」
「何をやってるんだお前は!?」
グレイに呼ばれ、バイクに乗りこむリオン。
「ウェンディは?」
「安心しろ!ナツが助けに行ってる!!
それよりアイツやってくんねーかな。運転しながらじゃ上手く魔法が使えねぇ」
「ふん。そういうことならよく見ておけ。俺が造形魔法の手本を見せてやろう」
「一言余計だ。さて・・・・・・」
「ふん。雑魚が増えた所で結果は変わらん。六魔を舐めるなよ」
「行くぞ!!」