PR
二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 〜青春っていいよね〜 マサラ学園特別編! ( No.3 )
- 日時: 2009/10/16 20:48
- 名前: くろーばー (ID: I69Bg0jY)
第2話 ここはどこ?
「あれ?」
「……まさかとは思うが、記憶喪失か?」
ゴーグルとマントが特徴的な男子がいった。
「いえ、そういうわけじゃないですけど……。
うちはユウリと言います。13才です。
一体ここは?うち、団門の打ち合わせが……」
ユウリが小声でとぎれとぎれに話すと、
見覚えのある大人が目に入った。
「タケシ先生……なぜここに?」
「よくわからない。ユウリは大丈夫か」
「なんとか。でもユウヤがまだ……。
うち、助かったんですね。よかった……」
ユウリはまだ正気じゃないらしく、
倒れ掛けた。するととっさに、誰かがユウリを
支えてくれた。
ユウリは顔を上げた。白っぽい髪、
真っ直ぐな瞳——。そして、男子であるという
ことがわかった。当然ながら、見たことの無い顔だ。
——まぁ、ユウヤと別々にならなくてよかった。
ユウリは隣で眠っている意中の人を見ると、
すぐに深い眠りについてしまった。
ユウリはぱっと起き上がった。バスはさっきの場所から随分走ったらしい。さらに、毛布がかけてある。
隣にはユウヤがいない。バスの中に残っていたのは
ユウリとタケシだけだった。
「ユウリ!大丈夫か?ユウヤから話を聞いたぞ」
「そうですか。うち、気絶したの初めてです。
本当に、『指を振る』って技は恐ろしいですね。
何が起こるかわからないから」
「そうだな……。あっ、そういえば
昼ごはんが出来たぞ。みんなで食べよう」
「はい。あ、でもうち弁当あります」
「じゃあ、ユウリ。外に出ようか」
「はい」
ユウリはバッグを持って、バスの外に出た。
続く!!
PR