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第１９話　出会いあれば別れあり　後編


豪炎寺はユウリの手を握った。

もう二度と会えないかもしれない。
つらい。こんなことなら、出会わなければ
よかった……。

豪炎寺はそう思った。

ユ♀「またいつか会えるよ！いつかは……
　　　わからないけど、でもきっと」

ユウリはそう言うと、手を抜いて
サエたちのいるほうへ走っていった。


タイムマシンのような変な乗り物に
乗ると、ユウリは豪炎寺たちを見た。

ありがとう。あんたたちに出会えて、本当に
よかった。短い間だったけど、楽しかったよ。

と、言いたかったが、言葉がのどに引っかかって
出てこない。かわりに、目尻から涙がこぼれる。

校長「では、出発するぞ」

ユ♀「一生忘れない！いくつになっても、
　　　忘れないから——っ！！！」

ユウリは涙ながらに叫んで、手を振った。

ユ♂「さようならー！」



いつのまにか、ユウリは寮の昇降口前にいた。
ユウヤ、タケシ、校長先生もいる。

ユ♀「お別れ、しちゃったんですね」

タ：「ああ。そういえば、なんでユウリは
　　　『さようなら』って言わなかったんだ？」

ユ♀「……」

ユウリはしばらく黙り込んだ。

そして、深呼吸をしてから言った。


ユ♀「またすぐに、逢える気がしたんです」

ユウリは空を見上げた。


続く！！

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なんで続くかって？まだ完結してないですよ！？
これで第１章は終わりですけど、ええ。

次からは第２章に入ります！お楽しみに☆