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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 〜青春っていいよね〜 マサラ学園特別編! ( No.4 )
- 日時: 2009/10/13 12:49
- 名前: くろーばー (ID: I69Bg0jY)
第3話 大丈夫なふり
「本当に大丈夫?」
一人の女の子が声をかけた。
髪の毛が外ハネっぽい。
「うん」
ユウリはもうすでにお弁当を完食しかけていた。
あと一個のたこさんウィンナーを食べようとしたら、
オレンジのバンダナの男子が言った。
「ま、その食欲なら大丈夫だな」
ユウリはぽろっとウィンナーを落とした。
幸い、ウィンナーは弁当箱に落ちたが、
ユウリの顔が真っ赤になっていた。
「ちょっと円堂くん!女の子にそんなこと
言っちゃダメでしょ!」
「あ、ごめんごめん。つい、安心しちゃって」
ユウリは気まずそうに最後のウィンナーを
食べた。
「ごちそうさまでした」
全員で言うと、まっさきにユウリが立ち上がった。
すると、さっきのオレンジのバンダナの男子が
ひどく驚いた顔でユウリを見上げた。
「背ェでかっ!土門と同じくらいじゃないか?」
「……あはは」
それしか言うことないんかい!とユウリは
心の中でつっこんだ。
「そういえば、まだ自己紹介してなかったな。
おれ、円堂守!雷門中サッカー部のキャプテンで、
ポジションはキーパーだ。よろしく!」
「うちはユウリ。マサラ学園中等部1年A組。
トップコーディネーター目指してる」
このあと、全員自己紹介をし、
さっそく特訓をすることにした。
だがタケシは瞳子監督をナンパしようと
している。それを見た一之瀬は止めようとしたが、
口を開かない監督にショックを受け、
タケシは自分から引き下がったようだった。
「あの人、本当に担任?」
一之瀬はユウリに聞いた。
「一応ね。年上の女性に声をかけては
フラれる日々だよ。あきないよね全く。
じゃ、うちも特訓特訓!」
「あれ、ユウリもサッカーできるの?」
「ううん。違う特訓だよ。みんな出て来い!!」
続く!
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