二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 〜青春っていいよね〜 マサラ学園特別編! ( No.5 )
日時: 2009/10/12 19:20
名前: くろーばー (ID: I69Bg0jY)

第4話 


「おわっ!タケシさんから話は聞いたけど、
 この世界にはいない生き物だね……」

一之瀬は目を丸くしている。
ユウリはポケモンたちの特訓をさせようと
しているのである。

「グランドフェスティバルまで4ヶ月あるけど、
 今から練習しないとヤバイんだよね」

ユウリがいうと、どこからか物凄い足音が
聞こえた。しかも、かなりのスピードで
走っている。

「だぁぁり〜〜ん☆」

「来たぁぁぁ!!!逃げろ——っ!!」

一之瀬が逃げ出そうとした瞬間だ。
何かが一之瀬をとらえた。

「急にいなくなったから心配したんやでダーリン☆
 会いたかったわぁ」


一之瀬をとらえたのはリカだった。
抱きしめながら頭をなでている。
ユウリは呆れ果てて言葉が出てこないようだ。

「でもこれで一生はなればなれにならんで
 済んだっちゅーことや☆」

「あ、あの、その……」

ユウリがその場を立ち去ろうとすると、
リカは目をぎょっと光らせた。

「あんた、さっきうちのダーリンと
 仲良さげに喋ってたな。何を話してたん。
 ていうか、その変な動物、何」

リカがあざ笑うように言った。
ユウリは恐ろしい目つきでリカ睨み付ける。

「いいよ説明してやろうか。こいつらは
 変な動物じゃなくて、ポケモン。うちの相棒。
 アクア、冷凍ビーム!ローズ、サイコキネシス!」

ユウリは次々と技を命令した。
深い森の中に、きらきら輝く氷の塔ができた。

ほかの人たちも、ぞくぞくと集まってきた。

「すっげー!」

「綺麗ね〜」

いつのまにか雷門イレブンのみんなが
氷の塔に目を奪われていた。

ユウリは倒れ掛かったときに、体を
支えてくれた男子を目で探した。

—いた。確か、豪炎寺って名前だったっけ。
ほかの人と比べてあまり喋らないほうかな。
うちも同じか。

「ユウリ!こういうの、もっと見せてくれないか?」

円堂が言った。

「うん。どこか広い場所はない?」


続く!!