二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: フェアリーテイル ( No.1 )
日時: 2009/11/07 01:53
名前: アビス (ID: uel4dy6s)

1話〜出会い〜




「どりゅああああ!!」

「てめぇ!ナツ!!暴れるんじゃねえ!」

「おめぇは何か着やがれ、変態野郎!」

「んだと。てめー!」

—ドカ!バキ!ドカーン!バキャ!—

ここはフェアリーテイル。静かなどの言葉とは一切、縁のない常に騒がしいギルドだ。
そこにいるメンバーは才あるものが多いが問題児も多い。

フェアリーテイルのマスターの名前はマカロフ。大陸最高の10人の魔導士に選ばれている、
綺麗な女性に目がない凄腕の人だ。

そんな騒がしいギルドをいつもの様に優しい目で見ていた。するとギルドのドアが開く音がした。
それに気づき振り向くもの、暴れていて気づかぬものもいた。

その青年は肩にペットを連れてそのまま歩き、マスターの前まで歩み寄った。

「なにかようかの?」

マスターは持ち前のキセルをふかしながらいった。

「ここがフェアリーテイルか?」

青年はそういった。

「そうじゃよ」

「ここに入れさせてくれないか?」

青年がそういった。すると、さっきまで暴れいた男が

「おい、あいつ俺らのギルドに入るみたいだぜ」

と、パンツいっちょの男に囁いた

「へ〜。それじゃあどれぐらい強いか試してみるか」

「決まりだな」

男はニイと笑うと、青年に飛び掛った。

「うおりゃああ!」

「ナツ!?ちょっと」

マスターの近くにいた、女性がいった。
しかし、ナツと呼ばれた男がパンチを繰り出し、当たると思われた瞬間
肩にいた動物がナツの繰り出した拳の腕に噛み付いた。

「いってーーー!!」

ナツが痛みで床をのた打ち回る。それを見ていた青年がため息をして

「チー。よせって。離してやれ」

青年がそういうと、チーはナツの手を離してまた青年の肩に戻った。
ナツは噛まれた所をふーふーしている。

「悪いな。大丈夫か?」

「はは。だせーな、ナツ」

パンツいっちょの男が言った。

「グレイ、あんたまた・・・」

酒をがぶ飲みしている女性がいった。するとグレイは、ハッとした顔で

「しまった。また」

そして、いそいそと着替える。

「噂どおりの変わったギルドだな。気に入った」

青年が微笑しながら言った。

「そうかそうか、それは良かった」

マスターがニカッとしながら言った。

「それで、おまえさんの名前はないんじゃい?」

「カムイってんだ。で、こっちは相棒のチー。よろしくな」