二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: フェアリーテイル ( No.4 )
- 日時: 2009/11/07 01:55
- 名前: アビス (ID: uel4dy6s)
4話〜任務、無事完了?〜
「ふ〜」
カムイが太刀を肩に置いた。
「大分片付いたな」
「すっごーい威力!」
ルーシィが手を口に当てて言う。
「ふふ。まあな」
カムイが得意げに言う。チーも嬉しそうになく。
「俺だって本気ならあれぐらいで来たぞ!!」
ナツは口から炎を出しながら言った。
「あい。でも相手が悪かったね」
—ギャオオ!!—
さっきまで倒れていたリザードマンが何体か立ち上がり、他のも含めて
全てが赤い闘気に包まれた。
「なんだありゃ?」
「オーバーソウルだよ。自分の肉体を最大限まで強化する魔法だよ!」
ハッピーの言葉にナツは嬉しそうにしながら
「向こうからやってくるんなら、願ったり叶ったりだな」
「うう、なんでそんなに嬉しそうなのよ・・・」
ルーシィが悲しそうに言ったが、気持ちをいれ変えて
「いくわよ、開け・・金牛宮の扉・・タウロス!!」
「MO〜〜〜!!」
ルーシィが持っていた鍵を前にかざすと、そこから牛が現れた。
「いつみてもルーシィさんの乳はいいですねぇ」
牛が目をハートにして、ルーシィを見る。
ルーシィも、もうそれは慣れっこなのか軽く流して
「あいつらをやっつけちゃって、タウロス!!」
「任せてください!MO〜〜!!」
タウロスがリザードマンに襲い掛かる。
続けてナツも飛び掛る。
「火竜の・・鉄拳!!」
拳に火を纏いリザードマンを殴り飛ばした。
「火で自分の攻撃力も上げられるのか。これが滅竜魔法・・・」
カムイが気をとられているうちに、一匹がカムイに襲い掛かった。
しかし、その攻撃をサラリと避け
「雷太刀(かみたち)」
電気を纏った太刀で敵を一瞬で切り裂く。
傷口から、電気が走りそのままリザードマンを包んだ。
—ガ・・ガァ—
リザードマンが倒れた。だが、それでもまだたくさんの
リザードマンが後からどんどんやってくる。
「ちょっと。これじゃあ切がないわよ。てかこいつらどんだけいんのよ!?」
「めんどくせえ。一気にやってやる。カムイさっきのやつを頼む」
ナツが叫びながら、大きく息を吸う。
カムイも構える。そして
「雷波!」
「火竜の咆哮!」
電気と炎が混ざり合いリザードマンたちを飲み込んだ。
—ズズン!!—
続いてものすごい衝撃が響く。
魔法が消えた後はもうそこには、なにもいなかった。
「やったー!これで依頼クリアね」
ルーシィがガッツポーズをとる。しかしその後ものすごい地響きが聞こえる。
「え、な・・なに?」
喜んでいた顔を反転させ、不安げな表情をみせあたりを見渡す。
「さっきの衝撃で火山が噴火しそうだね」
ハッピーが他人事のようにいう。
「えーー!!それってやばいじゃん!!?」
「あい」
「あい、じゃないわよ〜〜!!」
—ズドーーン!!—
「きゃ〜〜!噴火した〜〜!!」
ルーシィが涙を大量に放出しながら言った。
「ははっ。逃げろ」
ナツが嬉しそうにいう。
「あい」
「ちょっとやり過ぎたかな」
3人と二匹は無事に脱出できた。しかし、近隣の町からは苦情が殺到してしまった。