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標的003　—裏アルコバレーノ来る!!—

一方、綱吉の家では……

「リボーン!!　最近変な飴屋があるって噂知ってるか??」

ツナは山本からもらった蜜柑味の飴を手に持っていた。
リボーンはその飴を見るとニヤッと笑う。



「知ってるぞ……多分来るな……」


「へ……??　知ってんのか??」

リボーンの不明な言動にツナは？マークが顔に浮かぶ。


すると外からキィ……キィ、と音がした。


「ん……??　屋台かな??」

ツナは外を見てみる。


しかし何も見えなかった。



——————すると……


ピンポーン♪


突然家のチャイムが鳴った。


「は———い……って!!」

ツナは扉を開けると目を丸くした。


「よぉ!!　ツナ!!」
「ヤハハ♪　どーも、ボンゴレⅩ代目」

!!

ツナは突然の来訪者に驚きを隠せない。

友達の山本はともかく何で俺の事を知ってるんだ??


しかもこの様子じゃあ……マフィア絡み!!?


ツナは顔を少し青くした。


すると後ろからリボーンが咳払いする。



「安心しろ、ツナ……アイツはエカル。隠れアルコバレーのだ」


「え、アルコバレーノ!!?」


ツナは驚きの声を上げる。


そしてそのエカル、と呼ばれた少年を見た。


隠れ、なのか呪いは受けていないんだ……とふと思う。


するとエカルはニヤッと笑った。


「今日からボンゴレⅩ代目の家庭教師補助を努めるからな、ヤハハハハ♪」



えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!?

ツナは叫び声を上げる。



隠れアルコバレーノが家庭教師!!?



しかも何かヒットマンって感じだよ!!









……ツナの焦りとは裏腹にエカルはまだ笑顔だった。