二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン〜宇宙の記憶 ( No.13 )
日時: 2009/12/25 14:58
名前: ゆうちゃん (ID: 66DLVFTN)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=14522

第七話『決意』

「そうか……」
円堂はうつむいた。
部員全員も元気がない。
佐久間は黙って泣くことしかできなかった。
「……キャプテン」
「どうした?」
春奈が言った。
「あの、これ」
そう言って差し出したのは、例のフットボールフロンティアの紙だった。
「なんだこれ」
「グランが持ってきました。その、締め切りが今日で……」


『くそっ……、うかつだった』
アツヤは舌打ちした。
「アツヤ……。きっと、風丸は戻ってくるよ」


「今更、そんなこといわれてもなぁ」
円堂は頭をかく。
「宇宙学園も参加するんです。主催も吉良財閥です」
反応したのは佐久間だった。
「風丸がいるかもしれない」
全員は息を呑んだ。
「頼む!キャプテン、参加させてくれ!!」
佐久間が言った。
円堂は眉をひそめた。

「僕も出たい」

声のほうを見ると、吹雪だった。
「出たいんだ。もう一度戦いたい」

「俺もだ。強い奴と戦いたい」
シャドウも。
「風丸もいるかもしれないしな」
綱海も。
「神の力を見せるときがきたようだね」
アフロディも。

みんなが手を上げていた。

「参加しよう、円堂」
豪炎寺が言った。
円堂は笑った。




「……おぅ!イナズマイレブンの力、みせてやろうぜ!」