二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: しゅごキャラ×鋼の錬金術師 *amuの旅* ( No.8 )
日時: 2009/12/15 18:15
名前: 瑠美可 ◆rbfwpZl7v6 (ID: fMybl0cm)

「……むちゃん」

 遠くで誰かの声がした。だが目の前はまっくらで何も見えない。まだ夢を見ているのか。どこか暖かく、心地よい感じがする。あったかい毛布にくるまれているかのようだ。

「あむちゃん! あむちゃんったら!」

 今度ははっきりと声が聞こえた。高い少女の声。
そして肩を大きく揺すられる。そこで自分が眉を閉じていることに気づく。

(あ……あたし寝てるんだ)

 あむと呼ばれた少女は、内心ほっとしていた。さっきまでのあれは、夢だったのだ。従って世界を救うとか、ゲームのような話は現実ではないのだ。

(しっかし。変な夢だったな)

 あむは目を開かずそのまま寝返りを打った。何となくもう少し眠っていたかったのだ。するとザラっとした嫌な感覚が手首あたりにした。

(な、何か砂みたいな感覚が。まさか砂の上に寝ているとか?)

 ふざけ半分に考え、あむはうっすらと目を開けた。
きれいな青空が広がっていた。驚いて目をぱっちり開くと夏のように強い日ざしが襲ってきた。眩しいので、あむは目を細める。

「ど、どこ!?」

 あむは身体を起こし、キョロキョロしながら言う。



〜つづく〜
落ちます^^;