二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 銀魂 〜楽しみは多い方が良い〜  ( No.248 )
日時: 2010/03/25 09:10
名前: 藤崎パン ◆i9wQCXHO3o (ID: iqzIP66W)
参照: みなさんただいま!!完全復活藤崎パンですb 新PCより

捜索はいよいよ夜に突入してしまい、キリがないので密偵一味で捜索することになった。

「ホンと、これだけ探してノコノコ屯所に帰ってたら本末転倒ですね」

「だな」

重原と山南はそう言っていた。

「もう、多分ノコノコ帰ってきますよ。酔いすぎて、酔いを醒ましてるんだと思うんですよ。
ホラ、ザキさんなんてミントンしちゃってますよ。ミントン」

と、重原は指で指した。その先には山崎がミントン(=バドミントン)を一生懸命している。

「山崎ィィィィィィィィィ!!」

山南は山崎のところへすっ飛んで行って、とにかく殴り始めた。

第61訓 〜ここから一気にグロくなります。ご注意あれ。〜

「……そーいや」
___ここの路地ってまだ探してなかったよーな気がする……

重原はその路地へ足を踏み入れた。
瞬間、血生臭い臭いを重原は嗅いだ。
その臭いはとてつもなく強烈な臭いで、重原は鼻をつまんだ。

(この臭いの元をたどれば……)
____川島に会えるの?

どんどん臭いがキツくなってくる。少し眩暈がするほどだ。

路地の角を曲がった。

「あッ!」

思わず声を上げてしまった。


一面血に染まり、1人、男が血だらけになっていてゴミのように捨てられていた。
その男は前から見ると2つ大きな傷が走っていた。顔は流れた血が固まり、分かりにくくなっていた。

だが、重原はその男が誰だかすぐに分かった。

「川島ッ」

その男は川島である。
重原は川島に駆け寄り、すぐに脈があるか調べた。
脈は____わずかにあった。

「川島ッ川島聞こえてる!?川島ッ!」

応答はない。川島は黙ったままだ。

「誰かッ!こっちに来てください!!川島が!!」

重原は叫んだ。
暫くして、山南の声が聞こえてきた。

「今行く!どこにいる!?」

「路地です!!臭いをたどってきてください!」

とにかく叫んだ。
そのときにはもう、血生臭い臭いなんて気にならなかった。
30秒もしないうちに山南が来た。
血だらけの川島を見た山南は、すまねぇ、と漏らした。


休日から明けの夜は最悪の夜となってしまった。