二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 銀魂 〜楽しみは多い方が良い〜 ( No.258 )
- 日時: 2010/03/26 12:33
- 名前: 藤崎パン ◆i9wQCXHO3o (ID: iqzIP66W)
- 参照: 明けましてメリー最終回に桂が出ていないのが唯一の不満だww 新PCより
* 3日後(休暇明け2日目)の昼 真選組屯所
「そーいや川島って奴の意識が戻ったらしいな」
「へぇー。見つかった時はなんかもう、すさまじかったらしいけど……生きてたんだな。」
「病院で入院中らしいぜ?」
「ハハッ、それじゃ大好きな酒も飲めねぇかもな!」
「酒?酒好きなのか?」
「ああ。かなりの依存症らしい……」
(やっぱ依存症だったんだ)
真選組隊士の話を盗み聞きしていた岬乃は、軽く納得していた。
(病院に入院中か。今は昼だ。お見舞いとかされてそうだから夜になってから忍び込もう。)
岬乃は静かにその場を去った。
夜を待ってから、岬乃は動き始めた。
第65訓 〜人生1回ぐらいフカフカのベッドで寝てみたい。〜
* 同日 夜 大江戸病院
そろそろと忍び込み、岬乃は川島の部屋を探しに探し回った。
忍び込んだ瞬間、後悔した。
(一体どこにいるんだ……??)
夜勤のナースに堂々と聞きに行くことは絶対にできないので、1階から一部屋一部屋確認して回ることとなってしまった。
(馬鹿……アタシッてトンでもなく馬鹿……)
探し続けて1時間、6階の5号室に川島勝と書かれたプレートを見つけることができた。
(ハァァァ……6階なんかに入室してンじゃねーよバッキャロー!!見つけンのドンだけ大変だったと思ってンだ!!)
心の中でそう叫んだ。
ゆっくりドアを開き、川島が寝ているであろうベッドに目を向けた。
布団が膨らんでいる。
ベッド隣には点滴の装置が置かれていて、チューブはベッドの中へ潜り込んでいた。
布団はいかにもフカフカ感が出ていて、川島はグッスリ眠っているようだ。
(クソォォォ!!超幸せそーに寝てやがる!!アタシなんてこんなに幸せを感じながら寝たことなんて1回もねぇよチクショー!!)
完全に男口調になっている岬乃。
コートから刀を取り出し、振り上げた。
刀を下ろした。
(斬ったか……?)
布団が赤く染まっていく。
「……こんどこそ……南無阿弥陀仏」
「念仏なんざ唱えてくれるなんて、随分と気の回る人斬りだな。」
「えッ」
後ろからの突然の声に岬乃は振り返った。
入り口には男が立っている。
「あれッ?」
入り口に立っていたのは自分が今さっき斬ったはずの男だった。