二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 銀魂 〜楽しみは多い方が良い〜 ( No.287 )
- 日時: 2010/04/02 09:51
- 名前: 藤崎パン ◆i9wQCXHO3o (ID: siGOcKQj)
- 参照: 明けましてメリー最終回に桂が出ていないのが唯一の不満だww 新PCより
(1、2、3ッッ!!)
3発蹴りをいれる。それもすごい速さで。
今までとまったく違う動きをしている重原を見て、山南は唖然としていた。
_何があったんだ……?
4発目の蹴りをいれたところで男は倒れた。
「か、重原……?」
「……−……ッアレ?」
「オメー、どしたの?」
「え?何がですか?」
「イヤ、今の足技……」
「足技?」
うん?と首をかしげる重原。どうやら覚えていないらしい。
(今のが世に言う『馬鹿力』ってヤツなのか……?)
山南も首をかしげた。
「刀持ってますね……あの工場から来た者と考えるならば、やっぱりあの工場で間違いないようです」
「へっは、あ、あぁ、そーだな」
「とりあえず工場に忍び込みましょう。」
「お、オウ」
2人は工場の方へ歩いていった。そして、工場の裏の2階の窓から侵入に成功した。
第75訓 〜馬鹿力ってアレ、馬鹿もあるんだったら阿呆力とかもあるの?……あるわけないよね〜
* 工場
「人は居ますね。見つかったら大変だ……」
「重原重原!作業着があるからコレに着替えとけ」
ハイ、と差し出す山南から服を受け取った。
「……後ろ見ててくださいちょっと上着も脱いじゃうンで。」
「わ、分かってらァ。川島じゃねーんだから」
山南は後ろを向いた。彼も上着を脱いで作業着を着、帽子を深くかぶった。
2人が着替え終わったところで、部屋をでて工場の探索をはじめた
*
「へぇ、ここってやっぱからくりをつくってるンですね。ってうわッ!?」
重原が山南の方をみて驚いたのは仕方がない。
山南はあの長い髪を下ろしていたからだ。
髪を下ろした山南はもう少女にしか見えない。
「重原もとりあえず髪は下ろしておけ。顔が知られちゃマズいしそれ以前にオメーは元党員なんだからな」
「は、はい」
そう言われて重原も髪を解いた。
「でも大丈夫なんですかね。第2班は女人禁制ですし」
「そこは大丈夫だろ。第4班だっけ?その班の者ですって言えばいいンだから」
「まァそうですけどね」
「ここが班長室か。……なんか変な臭いがする」
「油の臭いかな?」
「オイ貴様等そこは隈井さん以外立ち入り禁止だぞ。何か用があるなら用件を言え」
突然声をかけられた。
おそらく班員だろう。2人が真選組ということには気づいていない。
「用件ン〜?隈井さんに蜂み……イヤ、油を届けに来ました。」
「(ヒソヒソ)ちょっそんなテキトーな用件で通ると思ってンですか!」
「(ヒソヒソ)大丈夫だろ。なんか油臭いし。」
「あぁ油か。ご苦労」
そう班員は言って去っていった。
「油でOKなの!?どんだけ弱いセキュリティだこの部屋!」
「まぁまぁ、とりあえず入れるンだからいいだろ」
そう言ってドアを開けた。
____瞬間
ドスッ