二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 銀魂 〜楽しみは多い方が良い〜  ( No.303 )
日時: 2010/04/06 17:20
名前: 里兎錦 ◆i9wQCXHO3o (ID: N/zMPjaj)
参照: みなさんご入学おめでとうございます!元藤崎パンでしwww 新PCより



そこら中、血生臭い臭いが広がった。

山南はその中にうずくまるように座った。


「ッハハッ……腐ってらァ……」

そう呟いた。

頬に無数の雫が伝った。


第79訓  〜工場崩壊はご計画的に〜


* 工場地下

外であんなことが起きているとは露知らず、重原は地下を調べていた。

「あーもー!!ドコに中心部があるのッ!?」

少し苛立ち。

「そうだ1つ1つ壊して行けばいいんだ!私ッたら天才〜★」

そう言って足を振り上げ、そこら中の機械をぶっ壊して行く重原。
壊された機械は変な機械音を上げて崩れ落ちた。
その行為を繰り返し繰り返し……

繰り返し続け20分後

「ん?」

何か気配を感じ取り、後ろを振り返ると……

「嘘?」

今まで壊してきた機械が直っていた。いつの間にか。

「え?どーゆーこと?誰か居るの……?」

重原は機械に近寄ってぺたぺたと触って確かめた。幻ではないようだ。

「あ……れ?」

(おかしい
 おかしい
 おかしい
      何か……おかいしくない?)

___ちゃんと壊してなかったとか?

そう思い込み、もう1度蹴りを入れ、今度はパンチもしてみる。
想像以上に痛かった。

「……これで良し!」

そう言ってその場を立ち去った。もう一度振り返ってみる。直ってない。
まだ直ってない。
何度も振り返ってみるが、直っていない。

「さっきのは幻覚か」

そう言って立ち去った。
また機械を壊していく。
ある程度壊したところで、振り返ってみた。

「やっぱり幻覚じゃないみたいだね……」

機械は直っていた。

「中心部を壊せば全部機能停止になるよね(多分)」

そう思ってまた前を見て今度は中心部を探し始める重原。
その時だった。
重原の意識は一瞬で奪われた。