二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 銀魂 〜楽しみは多い方が良い〜  ( No.306 )
日時: 2010/04/07 17:12
名前: 里兎錦 ◆i9wQCXHO3o (ID: sj9OXI0G)
参照: みなさんご入学おめでとうございます!元藤崎パンでしwww 新PCより

バチィィィィッッ!!

工場内に電撃が走る音が聞こえた。
その中心地となった地下は一瞬、すさまじい“白”に包まれた。

重原はその“白”を見た瞬間、意識を奪われた。
冷たく固い床に体を打ちつけた。

第80訓  〜機械は日々進化するものなので壊すときはちゃんと取扱説明書をよんで正しく壊していきましょう。〜


* 外

電撃音は外にも響いていた。
うずくまっている山南にもその音が届いていた。

「重原……ッ!!?」

立ち上がり、工場を見た。
どこからか煙が立ち込めいてる。
だが工場自体は壊れてしまっている様子はない。

山南はそこでやっと我に返り、刀を鞘に納めた。
山見の刀も鞘に納め、手に握った。

「兄貴の形見」

そう言ってもう一度強く握り、大剣と一緒に背負った。
工場へ足を運んだ。


* 工場内

「オイ隈井ッ!重原ドコへやった……ッ!!?」

班長室の扉を開き、そう叫んだ。が、返事はない。隈井はどこかへ避難したらしい。

(重原もろとも工場潰す気なのか……!?)

ふと、気づいた。机の上に何か置いてある。
からくりだ。
手乗り型の小さなからくり。

「なんだこれ?ボタンがついてるけど……」

何気なくボタンを押してみる。
するとからくりは音を立てて動き始めた。
雑音が流れ、しばらくすると音声が流れ始めた。

『ピー……ピ、重原君かな?それともあの小さい人か?ザーともかく、罠にハマッて……ありがた……よ。
 この工…を壊して回っ……だろう。
 残念だが全て壊……には、から…りについている1から……の番号通り……さないとこの工場は……しない。
 良いこと……えてあげよう。
 何…なくてももうじきこの……は崩壊する。だが、あと…分で入口出口…………のフロアは閉鎖される。
 工場とともに消え……ったら、番号…り壊すことだ。番号通り壊……、入口が開……ザァー』

雑音と共に音声は消えた。
からくりの裏には

【工場閉鎖まであと4分57秒
 工場崩壊まであと30分57秒】

と表示されたタイマーがつけられていた。

「あと4分!?」

___1つ1つ壊してくよりもここから脱出したほうが速そうだ……
さっきの電撃はカウトダウンの始まりだったのかもしれねぇな……

からくりを握り、急いで部屋をでた。

重原を探すため、とりあえず地下へ行って見る事にした。






【工場閉鎖まであと4分47秒
 工場崩壊まであと29分50秒】