二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 銀魂 〜楽しみは多い方が良い〜 建て直し中… ( No.35 )
日時: 2010/01/17 10:17
名前: 藤崎パン ◆i9wQCXHO3o (ID: OhjxYZN.)
参照: 桂が好きなのに桂をなかなか小説に出せない(泣)

。第18訓。

(あ〜あ、なんっでこんなことになるかねぇ……)

豊中次郎(とよなかじろう)は取調べを受けている最中であった。
隣には梅崎千代(うめざきちよ)がむすっとした表情でいすに腰掛けている。

(あいつは短剣持ってるからいいけど俺は何も持ってねぇしなぁ、どうやって逃げるかねぇ……)

豊中はそんなことを考えながらふと、隊士を見た。

取調べをしているのは沖田総悟。
彼の腰には本物の刀が装備されている。

(あれだ!!)

豊中は目を光らせた。

「で、あんたら攘夷志士かァ?どうなんでィ、そこんとこ」

「なに、攘夷やってたら悪いワケ!?」

「まぁ、悪いかねィ、今廃刀令でてるし?」

「立派に腰に刀挿してるアンタに言われたくないのよ!!」

梅崎はもう、ピリピリである。
一言一言に電気が通っている感じである。

「オイオイ勘弁してくれよォ、Sの心はガラス製だぜィ、あんまり言うと砕けんぞ」

沖田は梅崎の言葉を本気で受け止めているのか、いないのか全く分からない。

「あー、沖田サン?アンタっていつも体鍛えてるほうですか?」

「ン?まぁ、ほどほどに……ぐあっっっ」

豊中の質問に答えるや否や、沖田は腹を抱え組んだ。

「?何かした?犬。」

「イヤ、犬じゃないからね、つか、このツッコミ何回目!?」

「じゃあ、なんかした?くたばれ豊中犬次郎。」

「その呼び方どっかで聞き覚えあんですけど!!アレ、なんでその呼び名知ってんだてめぇ!」

「さぁ?知らないけどね、作者の勝手でしょ」

「オイそんなこと言ってたらフジパン出てくっからやめろ!」

「フジパン?誰ソレ?何ソレ?だから何したのって言ってンのよ。」

「おまっ、知らないの!?この世界で1番偉いやつだよ!!フジパン!藤崎パン!!」

「だっから……(どすっ)何したのって聞いてンのよ、とっとと答えなさい犬」

豊中の額に短剣が刺さる。
ダラダラと血が流れる。

「……腹蹴った。思い切り。」

「……アンタ、悪いことすんのね」

「イヤ、悪い人だろ、俺ら」

「……」

豊中は腹を抱えて固まっている沖田の刀を取って、
「悪役は悪役っぽい殺りかたでいこーや」
と、不敵な笑みを浮かべた。