二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 銀魂 〜楽しみは多い方が良い〜 建て直し中… ( No.38 )
日時: 2010/01/17 10:20
名前: 藤崎パン ◆i9wQCXHO3o (ID: OhjxYZN.)
参照: 桂が好きなのに桂をなかなか小説に出せない(泣)

。第21訓。

2人が後ろを振り向くと、そこには顔に傷のある男が1人。

「イヤー沖田君ごめーん、この刀よさそうな刀だったから、つい。『ヒュンッ グサッ ブッシュー!』…っていだぁぁぁぁ!!何すんだクソガキ!!」

……効果音の説明をしよう。

豊中の言葉を聞いた沖田は、床に転がっていた短剣を豊中になげて『ヒュンッ』

投げた短剣が豊中の肩に刺さって『グサッ』

その短剣を抜いて血が『ブッシュー!』

というわけだ。
最後の『ブッシュー!』はいつかのアメリカ大統領を言っているわけではない。

            ・・・      ・・
「土方さーん、あの不審物は俺が処理しまさァ……短剣のほうはまかせまさァ」

沖田が死神のような形相で呟く。
沖田からは豊中に向けての殺意がムンムン出ている。

「……アレ、沖田君……なんか……  怖くね? アレ、やばいのか?逃げたほうがい…『ヒュンッ』うおわぁっ!!」

短剣は豊中スレスレを通り、壁に刺さる


ガキィィィン!!


鈍い音が響いた。

沖田の持っている短剣と、豊中が盗った刀が交わった。

「かぁ〜たぁ〜なぁ〜をぉ〜返せぇぇぇぇぇ!!」

沖田は開いている手で短剣を拾い、豊中の刀を持っている手に振りかざした。

「おわぁぁっ!!なんか鬼みてぇになってんぞ沖田君!!『ヒュンッ』おわぁっっ!!短剣ありすぎだろオイ!」

「今の俺は沖田総悟じゃねぇ!!妖怪座敷わら氏でぇい!!」

「イヤ座敷わら氏こんなことしねぇから!おめー知ってる妖怪の名前言っただけだろ!!」

「うるせぇぁぁぁぁ!!」

沖田は無我夢中で短剣を投げてくる。

「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!ゾンビか!!おめーはよォ!!『グサッ』だぁぁ!!いってぇぇ!!あークソ!!」

短剣が一本刺さる。
豊中は勢いよく屋根の上に上がった。
そして、反対方向へ屋根を降りようとした、その時。

グサッ

まてしても沖田の短剣が刺さる。

「……あのさァ、いい加減にしてくれる?沖田くーん」

豊中は降りるのを諦め、後ろを見る。

そこには座敷わら……沖田が短剣を持って立っている

「てめーこそいい加減にしやがれ 10秒以内に返さなかったらどうなるか分かってンだろーなァ?」

沖田は低い声で言った。
口元は笑っているが、瞳孔が開いていて、とても楽しそうではない。

「悪いね沖田君、俺が自分の刀持ってたらこんなことしないんだけど」

「フン、返す気はねぇよーだな  オラァァァァァ!!!」

「ッラアァァァァァ!!!」

2人は叫んで走り、見えない速さで斬りあった。





「……返さねぇからこうなるんでィ」

そう言った沖田の足元には倒れた豊中がいる。
沖田は刀を取り返すと、屋根を降りた。