二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 銀魂 〜楽しみは多い方が良い〜 建て直し完了!! ( No.57 )
日時: 2010/01/26 18:36
名前: 藤崎パン ◆i9wQCXHO3o (ID: OhjxYZN.)
参照: 桂が大っ好きなのに小説に出せない(泣) 別PCより

第28訓 〜人生に1回は口が開いたままになる〜

少女成人。


その言葉の意味を思い知った重原は、少しの間口が開いたままになった。

あの時(第26訓)であった時は少し女の子っぽい少年だと思って接していたので違和感はなかったのだが


(総長って……あの人私の上司!?)


そう思うと、まったく状況が飲み込めずにいた。








「ねぇ、総長ってどんな仕事なんですか?」

「あー総長事態はあんまり仕事はないな……あー、局長の代理があったな」

「代理?」

川島の言葉に重原はまた聞き返す。

「そ。局長代理っつって、局長が休暇とかでいない時に変わりに局長をするってやつ。」

「はぁー、他には?」

「総長の仕事はそこまでだな。でもサンナンさんは密偵の頭もやってるんだぜ」

「サンナンさんて誰」

「サンナンは山南さんの愛称。上司だから『さん』をつけてるだけ」

「なんかアンタ、辞書みたいにポンポン言葉が出てくるね」

「あれ?敬語は??」

「何よ、敬語なんてめんどくさい」

「……聞き流すわ」

「で、……密偵の頭ってつまり」



「つまり、君等のリーダーってことだ。」




「「??」」

突然の声に、2人は振り返る。
そこには本人の山南がいた。

「あ、サンナンさん、うす」

「おー、久しぶりだなー川ショー「バキッ」アレ、なんでだろう、目に見えない速さでパンチが飛んできた」

そのパンチをしたのは川島だ。

「川ショーて言うのやめてくれません?殺意が湧き出てくるんで」

「うん、俺もその言葉を聞いて殺意が湧いてきた」

「その殺意より俺の殺意のほうがでかいです」

「イヤ殺意比べてもなんにもならないから  とと、君が新しく入った子?俺山南。サンナンさんっつってもらって構わねぇから」

「あ、はい、重原壱色です」

山南と重原が目を合わせた瞬間___


今度は山南の口がしばらく開いたままになった。



山南 栄助 やまなみ えいすけ
彼は、真選組総長兼密偵取締役で、川島たちの上司である。