二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【D灰】 ◆孤高ノ演舞ハ開演◇ 建て直し ( No.4 )
日時: 2009/12/27 15:44
名前: 屡稀 ◆Jm1.jcFZPA (ID: COldU63y)
参照: ———それは取り戻せるかさえ分からない............儚き蓮華......

第二夜 —聖痕の始動—


其処は外からは見えない不思議な家だった。
しかしその中に…………

〝超人〟の血を持つ人物らがいる…………

「今日は新しい子羊チャンを紹介しまス♪」
大きなシルクハットを被った———千年伯爵。
彼がパチンと手を鳴らすと二人の男女が現れた。

「僕はソカル♪ 女じゃないからねぇ♪」
「私は黒夜…………姓は無いよ」
ソカルと言う少年はちょっと女顔。
黒夜と言う少女は姓が無いそうだ。
やや無口っぽい感じもする


「へぇ〜♪ その動物はなぁに?」
ノアの一族の長子—ロード・キャメロットがソカルの持っている狛の様な動物を指差した。
ソカルは笑顔で説明する。


「千年公がくれたんだぁ♪ ライって言うんだよ♪」
ソカルはその狛を巨大化させると獅子の様な動物が出てきた
ソカルの口調はちょっとロードの様な感じだ。


すると伯爵が手をパンパンと鳴らす。

話を始めるようだ。

「ハイハイ。とりあえず、これから各自仕事を始めて下さイ♪ 前に言ったとおりでス♪」
「僕は早くアレンに会いたいよぉ〜!!」
「駄目でスvv」
笑顔でロードにきっぱりと断る伯爵。
ロードは不満そうに足を鳴らした。


「確か俺はあの瑞夜って奴に接触すれば良いんだな」
「私もだろう?」
「そうでス♪ 彼女の力はちょっと危険で……しかし使える予感がありまス♪」
優男な男—ティキ・ミックとロードの父シェリル・キャメロットがふぅ、と息を吐く。
つまりは偵察に行け、と言う事だろう。
ティキはどちらかと言うと動く仕事の方が得意だろう。
シェリルはまだマシかもしれないが…………


「俺等は暗殺か! 暴れられるぜ!!」
「ヒヒッ! 楽しみだな!」
何か能天気なジャスデロとデビット—通称ジャスデビである。
二人に偵察は無茶と千年伯爵が考えたのだろうか?

「ソカルもロードと箱舟をお願いしまス♪ 黒夜はジャスデビの補助でス♪」
「了解〜♪」
「分かった。補助だな。」

そして全員ゲートを使って言ってそれぞれの場所へと行った。









「サテサテ♪ 問題はあの瑞夜の力ですネ……上手く我々の者に出来ないでしょうカ♪」

ふと言った千年伯爵の声は誰にも聞えなかった
                 第二夜   終