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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- 一話 羽を持つ者たち ( No.14 )
- 日時: 2009/12/28 14:09
- 名前: 迷鎖 ◆eVKFdGz9q2 (ID: xYJBB/ey)
- 参照: 記憶と羽と十字架がぶつかりあって、今、火花が散る。
「おばさん。全員殺したが?」
「その言い方止めないとアンタも殺すわよ?」
レオニードが頭を掻きながら、クロネウィードに言うと、クロネウィードが殺気を出して、金色の目を日からせた。
「それよりクロシーゼ、羽、しまったら?」
「しまったら家に帰れないがな」
「ああ、“お前以外魔術使えねェよ”でしょ?」
「黙りやがれ」
と、二人は会話を交わす。羽、とは、ウィングメンバー全員が持っている能力となる物である。
カラー……即ち色で能力が決まる。
レオニードは空の羽。能力は空の天候を操る。雷を落としたり、雨を降らしたり、と言う能力である。
クロネウィードは、光の羽である。光は二つの羽で光一つの属性である。クロネウィードは翠と橙の羽を持っていて、魔術を得意としている。翠は回復、橙は攻撃の魔術になっている。
サイゼは茶の羽。万物を創り出す能力である。と言っても、特殊能力がある物は創れないのであしからず。
だが、レオニードの能力とサイゼの能力を合わせると、爆発物を作れるくらい強力な能力だ。
「レオ! クロネ!」
空から少女の声が聞こえる。その声の張本人は、サイゼである。少し白の混ざった茶色の羽を動かしながら、レオニードとクロネウィードを呼び名で呼んでいる。
「どうしたんだよ、サ……姉様」
「気持ち悪い。無理して呼ばなくて良いって」
「クロシーゼ、言っとくけど私も姉様よ?」
「千歳以上生きている奴なんてババァで十分だ」
レオニードが生意気に言うと、「アンタ本当、火の渦に巻かれて死ぬ?」と大地に魔方陣を描こう木の棒を中に浮かしていた。
「止めて二人とも! ミルが呼んでるんだって!」
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