二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ポケスペ第1章 ◆君と私の旅路◆ れっつ立て直し!! ( No.7 )
- 日時: 2009/12/29 11:29
- 名前: 咲楽 ◆LW1MLyeKg. (ID: 8Sk6sKy2)
- 参照: ホワイト視点
4.狙い
トキワシティ————。
「よーし、いい子だ」
私たちはニャースを追いかけてトキワシティまで来た。そしてレッドが無事にモンスターボールに収める。
そして後1匹になった。
「しかし……追いかけているうちに、トキワシティまで来てしまうとは……老体にはこたえるわい」
「でもあと1匹です博士!!」
「そうですよ! あとはフシギダネだけですよね」
レッドと私ははりきっていたが、博士は「う〜ん」とうなる。
するとレッドは急に叫んだ。その先には逃げ込んだフシギダネ。私たちはすぐ追いかけたが、フシギダネはなにかの建物に入って行った。
……トキワジム? 閉鎖中? しかし今はそういう事を考える状況じゃなかった。
その建物の中は暗くて、クモの巣もあったほど。
しかも何かの銅像もあった。
あたりをキョロキョロと探していると、後ろのあたりでフシギダネが居た。
「さ、おとなしくこっちへ来……」
突然フシギダネは博士に突進し、博士は怒りだした。
……フシギダネは警戒している。これは……? と思い、フシギダネに近づいた。
「怖がらないで、フシギダネ」
私はゆっくりとフシギダネに近づき、思考を読み取った。
私には、ポケモンのある限りの過去を辿る事が出来る。フシギダネにもきっと何か……と感じた。
しばらく記憶を辿り、私は我に返る。
……外に出るのが、フシギダネははじめてなのか。だから……警戒していたのね。
「外に出るのはじめてだもんな」
レッドが私の発言しようとした事を先に言って、びっくりした。正直、私の考えが読まれているんじゃないかって、少し思いこんでしまった。
「研究所で見たとき、ほかのポケモンとは別にしてあったよな……自分以外の生き物を見るの、はじめてだったんだろ?」
レッドは……すごい。
私は思考……記憶を読まなきゃ気がつかないのに、レッドはさっき研究所にいた短い間で、そんな事を見ていたんだって…………正直、すごいと思う。
気がつけば、フシギダネはレッドになついていた。その場面は、博士も言葉が出なかった。
するとおかしな音がして、入口を見ると……。
—???視点—
「ふぅん……レッドに、ホワイト……ねぇ」
オレはトキワシティに生えている木の上で、レッド、ホワイト、オーキド博士の3人の様子をうかがっていた。
……横には〝サンド〟ってポケモンがいる。
オレは望遠鏡で様子を見ているのにも飽きて、ポケギアという物で、とある人物に連絡を取った。
「もしもーし、あ、〝ブルー〟?」
≪あー〝ブラック〟? その後様子はどうなの?≫
「相変わらず特に展開もないみたいだけどー」
リュックから、さっき買った食パンを口に運びながら〝ブルー〟というオレと同じ行動をしているオンナと連絡を取っていた。
≪? なんかあったの?≫
「……俺さァ、〝ホワイト〟っつー女気に入った♪」
≪はぁ!? アンタ正気!?≫
そう。あの〝ホワイト〟とゆー同年代のオンナに興味を持った。というか、好意を持った。
どうやらレッドっつーアホ少年はホワイトにアピールしてるが……本当はオレのほうがアピールしがいがあるけどなー。
「っつーわけで、オレの恋を応援よろしくなー!」
≪……本来の目的を忘れないでよ≫
「わーってるわーってる!! んじゃーなー!」
オレはポケギアの電源を切ると、木から落ちる際綺麗に着地をした。
するとトキワシティのジムから大きな音が聞こえた。
何かを倒したのだろうか?
それにあそこから光が差し込んでいる……ソーラービームあたりでもうっただろう。
「よし、行くかサンド!!」
オレはトキワシティを後にし、トキワの森へ向かうのだった。