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紅キャラソンvol2　【紅い月光】


夢の中

何度も描くのはあの人の面影

身を削り

犠牲にしてまで守りたいなんて

馬鹿げてる

この願いが消え去れば

夢が消え去れば

お前を何度も血で染めれば

何かが変わるというのなら

紅に染まろう



遠くに見えたのはお前じゃなくて

ただの残像

満月の闇は暗黒

その中に飛び込もう

永久に抜け出せない迷路で

お前に会えるその日まで



少女は見つめた

まっすぐな瞳の奥で

鼓動を打つ心臓で

紅い血は滴り

闇は歓喜に震えるだろう

お前は何を見つめてる

狂った理性で

愛しいアイツを血で染めよう



辛い記憶はただの残像

今はただの空想

叶う筈のないお前との楽園を夢見てる

それはきっと禁断の園

微笑みが消えれば

そこにはきっと憎しみが隠れてる

紅い果実を貪り

最後は何が残るのだろう

それでも信じる

それが光であると

辿り

抜け出せると



（何を信じたいかなんてわからない）

（光があれば暗闇があるんだ）

（暗闇を月光が照らし出す）



私は追いつく

この迷路から抜け出す

迷路破壊

何をしても

切ない炎を辿り

最後はお前に辿り着く



だから






出会えたのなら

何を話そうか

そう夢の話でも


してやろう





FIN