二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: リボD灰†:.:*白猫*:.:†書き込み禁止中 ( No.6 )
日時: 2010/01/02 19:10
名前: ちぃ ◆tr.lpjurGU (ID: kpG4msIT)
参照: 私が存在するから戦争が存在するんじゃない-戦争が存在するから私が存在する--

白猫1匹 [そして動く]


「ああ、やっぱり元気にやっているんだね?」


【ええ・・・一応、と言うところでしょうか。段々ですが雪も真実に近づいているというところでしょうか・・】


「クスクス・・やっぱり雪は変わらないね・・いつでも真実を導き出す。ロボット。高性能のロボットのようだね。何時でも雪は真実を見据えているからね。天才の僕でも雪にはかなわないカモね。」


【雪は我々と変わりは無いですが、人間じみた感情なんてもの必要としませんからね。】


「そうだね。雪に必要なのは破壊。それだけだよ。もうすぐ紅も一緒に雪を回収に行くよ。」


【はい、待ってますよ。












                  博士____】



         ガチャンッ


「博士ぇ・・もういくのぉ・・?」


「ええ、行きますよ?」


「あたしも行くのぉ!!」


「はいはい^^貴方だけでなく皆さんもね・・」


「分かったよ博士。」


「あたしもいってあげても良いわよ?wいい男居るんでしょうね?」


「はいはい、さあ。行きますよ?ジャポーネに・・」


*屋上*


今は昼休み。


紅「ホントおかしいよなw」


月「あははッ!!なにそれ!!」


雪「・・・」


アリス「雪どうしたの?」


雪「・・なんでもない。」


そう、もう





闇は近づいていて。









        ヒュッ!


雪「・・・」


          ガツッ


月「え・・?」


何処からともなく月夜に向かって高速で飛んできたコインは雪の左手に納まっていた。


雪「金貨・・」


でも雪の手からは血がしたたっていて。


     パタッ  パタッ


月「雪!?」


雪「防御の時間が無かっただけ。」


「さすが同士・・ってところかな?」


紅「誰だ・・」


ミ「私はミシェル。博士の作った「アリス」だから君と黒雷紅と魁を回収するよ。」


雪「博士・・」


ミ「そうだよ。迎えに来たんだよ。」


紅「魁と雪がどうするかは知らないが、私は行く気はない。」


ミ「別に同意を求めている訳では無い。強制でも連れていくと言っただけ。」


雪「・・・」


アリス「それ本気?」


雪「おそらく。」


紅「何でわかる?アリスの能力とかか?」


雪「違う。」


月「じゃあなんで・・」


雪「この金貨も何もしなければただの金貨でしかない。けれど高速で飛ばせば破壊力は計り知れないものになる。彼女はそれを実行した。明らかに敵意がある。」


雪の手を見ると抉(えぐ)れていた。


紅「痛々しいが大丈夫なのか?」


雪「問題ない。修復する。」


すると手の傷は跡形もなく消えた。


ミ「今は回収はしない。けれど必ず君を回収しにくるよ。君だって逢いたいんでしょ?」


雪「・・・・」


ミ「ずっと探してたんだから会えばいいのに。」


雪「・・・・。」


ミ「まあいいか。絶対逢いにくるよ。今度は___」


「ちゃんと博士連れてきてくださいねぇ?ああ、出来ればお仲間も一緒に^^」


ミ「・・・魁。」


魁「久しぶりですねぇ。相変わらず年取って無いんですねぇ。」


ミ「あたり前だよ。それより。君は博士のところ行くのかい?」


魁「いや、また今度にしますよ。アリスの王とも呼ぶべき彼にさすがに挨拶くらいはしますから^^」


ミ「逢いたかったんじゃなかったのかい?」


魁「ええ、でも自分から逢いに来ない上から目線嫌いなんですよねぇ^^それにめんどくさいですし、また今度挨拶に行きますって言っておいてください^^」


ミ「そうかい。黒雷紅。白峰雪。キョウダイ。また今度ね。」


紅「待てッ・・!?」


風が服とミシェルは消えていた。


魁「おや?皆さんお茶でもどうです?^^」


月(いつから居たんだろう・・;


雪「以前に会ったことあった。」


魁「ええ、ま、キョウダイですから?と言うより、思いこみ・・ですかねぇ?」


雪「・・・そう。」


闇は着実に近づいて来ていた


白猫2匹 [暗闇]


ミ「だそうだよ。」


「全く、変わりませんね彼女達は・・」


「ねえねえッ!!なんでぇ雪は博士探してるのぉ?」


「それは、彼女に必要だからですよ。」


「必要?どういうことなの?」


「ま、後々分かりますよ・・さあて、雪の気に入っている彼らのボスにでも逢いに行きますかね・・・」


ミ「私も・・」


「ええ、皆さん一緒に行きましょうね^^」


***


ツ「アレ?雪達どうしたの?怖い顔して・・」


紅「・・いや、なんでも・・」


雪「沢田綱吉。」


ツ「な、何・・?」


雪「貴方が邪魔な彼等は貴方を襲う。」


ツ「え?」


それだけ言うと雪はどこかへ行ってしまった。


アリス「さっき襲われたんだよ・・きっとまた来る。」


山「襲われた・・って・・」


アリス「ミシェル・・多分ぁの子もアリスだよ。博士って言ってた。」


ツ「それって・・雪と紅をつくった!?」


月「うん。雪は多分博士にとってツナが邪魔だからツナを殺そうと来るってことが言いたかったと思うけど・・」


獄「何ぃッ!?十代目はオレが守りますよッ!!」


ツ「あ、ありがとう^^;」


骸「そう簡単にいきますかね・・相手も君が一人じゃなければ出てきませんと思いますけど。」


ツ「う、うん・・」


葵「ま、その時はその時でしょう?自分で何とかしたらどうです?」


ツ「う”・・うん・・・」


そんなこんなで帰っていくオレ達・・


ツ「本当に来るのかなあ・・あんま来て欲しくないけど・・」


来るんだよね・・きっと・・なんかそんな気がする・・


ツ「ただいまー!」


家には母さん達が居るはずなのに静まり返っていた。


ゾクッと寒気がした。まるでオレの五感が家に入るなと言っているかのような。


ツ「かあ・・さん・・?」


そっとリビングを覗くとやはり誰も居ないようで、けれど知らない人も居ないようでオレは安心してさっきのは勘違いか。そう思いながら階段を上って部屋の扉を開けた。










もう遅かった。










ツ「え・・?」


「どうも、沢田綱吉君。はじめまして、僕「博士」と申します^^」


そこには白衣を着たメガネの男の人がオレの椅子に足を組み座っていて、まわりには3人の少女が立っていた。


ツ「だ、誰!?」


「あらあ・・なかなか可愛い子じゃない?」


「えぇ〜!?私の方が可愛いもんッ!!!」


ミ「静かにしなよ。」


そんな会話、オレには聞こえなかった。


何で居るの?


窓が開いていた___


何でオレに逢いに来たの?


話をする為_____


じゃあこいつが来た理由は



ツ「貴方が・・博士・・」


博「ええ、僕の子供たちがお世話になっているね・・」


そういって微笑んだ彼。


悪い人には見えない・・


ツ「き、君たちは・・・?」


「あらっ?聞いてないのかしら?博士が人工生命体を作っていること・・新破壊虐殺兵器として。」


ツ「破壊・・?虐殺・・って・・?」


「雪なら説明してると思ったのになぁ〜♪」


博「クスッ・・」


ツ「な、何がおかしいんですか!?」


博「いえね、何も本当に知らないんだと思って・・・。私はね、人工生命体を作ってはマフィアに売ってるんだよ。試作として作ったものからレベル2まで幅広く・・」


ツ「売ってる!?じゃあ屍は・・」


博「ああ、あれは僕の作った試作品だよ^^」


ツ「試作品・・レベル2って・・?」


「アリスにつけるレベルの事だよぉWつまり強さとか能力とかそういうのひっくるめた総評価だねぇW」


「レベルは最低レベル1からレベル4まであって私たちはレベル3なのよ、まあ普通の人間には試作品すら殺すのは無理ね〜あなたも分かったでしょ?屍見て。アレは試作品だけどまあまあ強かったでしょ?」


アレが試作品・・?レベル1にもならない・・?


ミ「レベル3からはほとんどいないよ。世界的に見ても。」


ツ「・・なんで・・日本に・・?」


博「それは分かってるんじゃないかな?勿論・・魁と雪と紅の回収にだよ・・」


ツ「回収!?なんで・・」


博「僕には彼女達が必要なんだよ^^」


ツ「そんなの・・自分勝手すぎです!!」


博「だって、彼女達は僕のためだけに存在してるんだよ?」


ツ「そんなことッ!!!」


博「本当に、君は知らないんだね。いや、無知・・無能と言うところかな?^^」


ツ「なっ!!」


博「どうせ、雪の目的だって何故雪が存在しているのか、何も知らないんだろう?無知は時にして凶器になるんだよ。例えば・・そう。人工生命体を傷つける・・」


ツ「オレはッ!!ゆ、雪は雪だと思うし・・別に雪が人工生命体だからって・・」


博「それが無知なんだよ。」


ツ「え・・?」


博「君は雪は雪。そう言っているけれどじゃあ雪は君たちと変わりないのかい?君は人間。雪は化け物だ。たとえ君たちが死んで、1000年後になって独りぼっちになっても雪は、紅と魁は・・アリスは今と変わらない姿で生き続けているのだよ?いや、姿を変えて世界の裏で・・影で生き続けているのかな?」


ツ「そんなこと・・」


ミ「あるよ。」


ツ「ッ・・」


ミ「私だってアリスだよ。周りの人が死んでも自分が変わりなく生きていた時思った。私は人間じゃないんだ。ってね。アリスの事は人間になんて理解できない。人間のそばで生きているアリスはただの殺虐兵器だよ。だって、兵器は人間に使われるものでしょ?」


「そうね。人間のそばで幸せになれる兵器なんて存在しない。いいえ、存在しちゃだめなのよ。だから私は選んだの。博士のそばで生きることを。みんなアリスのこっちなら悲しくないもの。」


ツ「オレはそんなことしない!!雪を兵器なんて見たことない!!」


「ほんとぉ〜?じゃあさぁ〜雪が人間じゃない、そう見えたことないって神に誓えるぅ〜?重傷負ってもすぐ傷なんて治しちゃうとかぁ〜?それって人間って言えるわけぇ〜?」


ツ「それはッ!!な、ないなんて・・言えないけど・・でもッ!」


「だから人間なんて嫌いなんだよぉ〜・・・そう言ってればいいなんてあまいよねぇ〜・・・」













所詮人間なんてさ化け物の気持ち分からないんだよ。そう言う奴に限って











本当の姿見たら拒絶するのに



それで傷つくのにね_______

白猫3匹 [嘘つき]


ツ「人間だけど・・でも・・雪は・・」


    バァァァァァァァァァぁぁンッ!!


ツ「え!?」


博「おやおや・・」


リボ「全くなに変な幻覚に惑わされてんだ。」


骸「僕に感謝してくださいね?」


ツ「リボーン!?骸!?」


博「ココがばれてしまいましたか・・」


「しっかり幻術作ったのになぁ〜♪」


骸「貴方以上の幻術師が居るからですよ^^」


博「まあ、またいずれ会うでしょう・・そう遠くない何時かに・・」


ツ「え!?」


それだけ言うと彼等は消えてしまった。


彼らが消えるとそこは山奥だった。


幻術・・?


ツ「い、いつから・・?」


リボ「帰り道からだ。」


骸「探すの大変だったんですからね?」


ツ「う、うん・・そっか・・だから居なかったのか・・誰も・・」


でも


あの人達は幻術じゃない


彼等は言った


人間じゃ理解できないって


リボ「おめぇ何言われたんだ?」


そうなのか


やっぱりそうなの?


ツ「ねえ・・リボーン・・骸・・アリスって・・人工生命体ってやっぱり・・人間とじゃ幸せになれないのかな・・理解できないのかな・・」


骸「・・・あの人に何言われたか知りませんけど、人工生命体だって心ぐらいあるんじゃないですか?」


ツ「え?」


骸「黒雷紅や魁には心があって同じアリスの雪には無いなんて言いきれないでしょう?」


ツ「そ・・っか・・」


骸「僕には・・・僕だからですかね・・彼女が博士を200年も牢獄の中で待っていたというのを話していた時・・無表情でしたが・・少し・・・・悲しいように見えましたけどね・・同じ穴の狢(むじな)ですかね?」


ツ「骸・・」


リボ「とりあえず家帰るぞ。話したい奴が居る。」


ツ「え?」


***


雪「何。」


リボ「お前の知ってること全部話せ。」


ツ「は!?」


雪「それは出来ない。」


リボ「言え。」


雪「言えない。」


リボ「言わねぇなら頭ぶち抜くぞ。」


雪「言えない。」


リボ「そうか、ならぶち抜くだけだ。」


ツ「ちょ、止めなって!!;」


骸「まあ、アルコバレーノ。なぜすべてを聞きたいんですか?」


リボ「雪は博士について何か知ってるだろうからだ。」


       ガラっ


魁「おじゃましますねぇ^^あ、これお茶菓子ですからよかったらどうぞ。」


ツ「何で窓からァァァァァァァ?!」


魁「はい、どうぞ^^」


ツ「え、あ、どうも・・」


リボ「何しに来やがった。」


魁「いえねぇ、通りがかったとき聞こえたんで声が。」


雪「・・・」


魁「本当に雪は何も言えないんですよ^^」


骸「はい?」


魁「雪はですねぇ使うことは禁じられたいわゆる最終兵器なんですよねぇ・・それゆえに必要事項以外は口に出来ないように設定されてるんですよねぇ?」


雪「そう。」


魁「ゆえに、口数も少なく表情も豊かでない。必要無いから。」


リボ「じゃあこいつは何もしらねえのか?」


魁「ええ、まあ・・深いところまでは・・」


リボ「じゃあおめえはどうなんだ魁。」


魁「僕ですかぁ?まあ、言うつもりはありませんがねぇ・・言ったでしょう?見方な訳じゃないんですよねぇ・・」


リボ「ちっ・・」


魁「まあ、彼等は信用できませんがねぇ。」


骸「貴方は博士を信頼してるのではないのですか?」

     .
魁「クスクスッ・・この世に信頼できるものがあると思っているんですか?この世は真実を隠すための嘘で塗りつぶされた世界なのに・・」


骸「クフフ・・そうですね・・まあ・・分かりますよ・・あなたとは気が合いそうですね・・つまりこうでしょう?信用できるものなど無い。と言うこと・・」


魁「えぇ^^」


ツ(超こえぇ!!!何かオーラ黒いよォォォ!!


雪「帰る。」


リボ「雪。」


雪「何。」


リボ「いや、なんでもねぇ・・」













お前はどうしたいんだ_____


白猫4匹 [嘘の果てに]


あれから2週間が経った。が、一向に動く気配は無い。


ツ(もう諦めた・・とか?;


そんなこと無いよね・・


そんなこと考えてたら獄寺くんが


獄「にしても博士ってやつは何もしてきませんね・・」


なんて言いだすから


ツ(あ、あれ・・ばれてたかな;


なんて思う


獄「何時来るかなんて分かりませんからね・・」


山「んま、今は楽しんどいた方が得だぜ?もうすぐ学年旅行だしよ♪」


そうなのだ。もうすぐ学年旅行・・つまり修学旅行のようなものがあるのだ。


ツ「うん・・そう言えば・・もう博士は雪と会ったのかな・・」


獄「え?」


ツ「雪・・探してたみたいだから・・」


山「ま、もうすぐ会うってのは確実だな・・」


ツ「うん・・」


そしてその時が来た


校内放送でボンゴレの守護者とアレン達がなぜか呼ばれた時のだった。そして放課後5時ほどの夕日の射す校舎に写されたのは










博士だった。










博「こんにちわ。今日集まってもらったのはほかでもない。邪魔な君たちを消すためだよ^^」


雲「何君。喧嘩売ってるの?」


博「まあ、簡単にいえば。ただひとつ違うのは命をかけるということかな・・」


紅「お前が・・博士・・」


博「ああ、こんにちわ紅^^大きくなったね。綺麗になった・・それに葵君もありがとう。」


葵「・・そういう約束ですから・・」


紅「え・・?」


博「あれ?雪は・・」


ツ「雪は関係ないだろ?!」


博「僕は守護者皆って言ったんだけどね・・まあいいよ。どうせ来るから。」


ミ「そうだね博士。雪は絶対来る。」


「えぇ、あの子はそう言う子だもの。」


博「ほら、」


骸「!!」


博「来た。」


          ガラっ


雪「帰れとはどういう意・・」


博「雪・・久しぶりだね・・200年ぶりくらいかな?」


雪「はか・・せ・・?」


博「うん。そうだよ・・」


雪「何故貴方が・・ここにいる・・?」


博「・・雪・・帰ろう・・こんな遊びは終わりだ。」


雪「・・」


博「君の望みは僕にしか叶えれない。そうだろう?」


アリス「雪の・・望み?」


博「そうだよ。」


博「ねえ、そうだろう雪・・君h「違う」


博「え?」


雪「私はアリス。アリスと言う名前の意味は狂った世界の中でも真実を必然と導きだし惑わされず目的を必然として達成すると言うこと。私に不可能は無い。」


博「・・そうだね・・君は何時でもどんな時でも正解を導き出す。真実を。でもね・・それは自分を苦しめるんだよ。」


雪「それは無い。」


博「何故?」


雪「感情なんて制御不可能なものを私は持ち合わせていない。ならば苦しむことなど無い。」


博「・・・分かった。」


月「じゃ、じゃあ・・」


博「無理やりでも連れていくよ。」


月「ッ・・そんなの!!」


博「人形が操り主の首を操り糸で絞めるなんて許されないよ。」


ツ「お前の自由にはさせないッ!!」


ダ「うふふ・・随分威勢がいいじゃなぁい?ボンゴレの坊ちゃんが・・そうね・・私はダラッド・・試験番号1794よ。」


シ「僕はぁーシセルだよぉ〜よろしくねぇ〜じゃあ始めちゃう〜?楽しいお遊戯をさぁ・・」


不意にドアが開く音が聞こえた。


魁「おや?いたんですか?声でもかけてくれればよかったんですがねぇ。」


神「魁!?」


博「ああ、君もやるかい?遊びを。」


魁「僕は結構ですよ?見てる方が楽しいですからねぇ・・」


博「相変わらず悪趣味だね。」


魁「人のこと言えますかねぇ?」


リボ「殺し合いか?」


博「そうだね。僕達4人を殺すか僕達が4人殺すか。」


雪「分かった。」


博「この意味分かってるのかい?もし君たちが負けたら君は壊されるし勝っても君の望みは永久にかなわなくなる・・いいのかい?」


雪「いい。私はもともと一人で生きるように生まれた。手助けなどはじめから要らない。」


博「・・残念だよ。」


雪「貴方に会ったのは必然。そして運命はもう決まっている。神の決めたシナリオ通り物語は進んでいく。ただ
















             それだけの事___


白猫5匹 [始まりの鐘が響く]


誰が戦うか。決めるための時間をあげよう。

いや?誰が死ぬかの時間かな?_____









ツ「ッ・・やっぱり・・オレがっ・・みんなを傷つけれないッ・・」


ア「やっぱり誰かが傷つくなんて僕は・・いやです・・」


月「デ、でもッ・・戦わないと・・」


雪「・・・敗北する。」


リボ「ぁぁ、そうだな。」


リ「え・・?」


雪「だから人は敗北という可能性が出る。」


アリス「なのかもね・・」


ツ「何で負けるなんて分かるんだよッ・・」


雪「貴方は誰かが傷つくのは嫌だと言った。」


ツ「うん・・」


雪「だから。」


紅「そういうことか。」


葵「弱肉強食ですね^^」


ラ「だからってどういう意味さ・・?」


雪「誰かが傷つくのが嫌だなんて不可能な事を言っている者に勝利はあり得ない。それを見るのが嫌ならばここに居るべきでは無い。必要無い。」


ツ「で、でもッ・・オレはッ・・」


アリス「そういうことなんだよ。殺して殺して。だからどこかで生きている人が居る。そう言う風に世界はできてるんだよ。誰かを傷つけずに生きるなんて夢見ない方がいいよ。」


リ「紅達はそれで納得するの・・・?」


紅「ま、そういうことか。所詮人なんて生きるための手段なんて選ばないからな。それは私だって助けれる命があれば助けたい。だが、出来ないことだってあるんだ。」


雲「誰でも助けるなんてそこまでお人よしじゃないよ。」


月「でも、ちょっと驚きかな・・アリスはひとを傷つけたくないって言うかと思ったけど・・」


アリス「思ってるよ?^^でも・・気が付いたんだ。救えるものだけじゃないって。ただの自己満足だってね。そりゃあれだけ血を見てればそんな気にもなるよ。」


葵「さ、誰が行きます?殺し合いに。僕行ってもいいですよ?楽しそうですしね^^」


雪「私が行くべき。」


アレン「雪が行くんですか!?」


月「・・・雪は・・止めたいの?博士を・・」


雪「違う。」


月「・・そう・・」


ツ「じゃ、じゃあオレが行くッ!!」


獄「じゅ、十代目?!」


ツ「だって、雪はファミリーの一員で・・なのにボスのオレが戦わないなんて嫌だッ!!」


てっきり怒られるかと思った。でもリボーンは笑って「行って来やがれ。へタレたらブチかますぞ。」ッて言ってた。言葉ではああ言っていたけど嬉しかった。だって、オレを信じてくれてるってことだろ?


***


博「・・やっぱり雪・・君は僕を・・殺したいんだね・・」


雪「・・・」


結局、オレと雪とアレンとアリスが戦うことになった。


博「そうだね・・じゃあこうしようか。2対2でと言うのは?」


ア「2対2ですか・・そうですね。そちらの提案に乗りましょう。」


そう言ってアレンは「じゃあ僕はアリスと組みます。」そう言った。


ツ「雪・・頑張って博士を戻そうね。雪の好きな博士に。」


雪「・・・目的は違う・・」


そう言ったけどどこか雪が嬉しそうに見えたのは俺の気のせいだったのかな・・


博「もう7時だ。あたりも暗くなってる・・時間は相手を殺すまで無制限。さあ、はじめよう。」


      キーン  コーン  


雲「何で鳴ってるの・・?」


なる筈のない校内の本鈴のチャイムが鳴り響いた。











ああ、始まった。この悪夢が。


*いよいよ白猫ラストスパート!?博士対雪。作った側と作られた側、どっちが勝つのか!?

白猫6匹 [死と隣り合わせ]


ミ「よそ見は駄目だよ。」


ア「ッ!!(いつの間にッ・・」


      ガツンッ!!


アリス「アレンッ!!」


ツ「やっぱ・・あんな動き人間じゃないよッ!!」


雪「彼女はアリスだから。」


アリスは校舎にたたきつけられたアレンのもとへ駆けて行った。


それを追うようにダラッドとセシルは消えていた。


戦う人間以外はヴァリアー戦のように映像を見て待機していた。


雲「校舎壊さないでよ?」


と言う雲雀の声が聞こえた気がした。


***


アリス「アレン大丈夫!?」


ア「はいっ・・あの速さはAKUMA顔負けですねっ・・」


アリス「うん・・やっぱり人じゃないね。だからこそ殺しがいあるけどね・・」


そういって舌舐めずりした顔は悪魔の如くだった。


ダ「あらあ〜・・ゴメンナサイね?あの子が全く・・痛そうねッ・・」


そう言って異常に笑う。


したたる血を見てうっとりする奴ら。


セ「ダラッドォ〜・・どうやって殺してやろッかぁ・・楽しみだなあ・・その顔が血と憎しみで歪むのを見るのぉ・・」


そう言って場は狂気に包まれた。


アリス「うっわ。悪趣味だね。」


セ「血に飢えた顔してる奴に言われたくないのぉ〜じゃあ・・やっちゃってぇ?」


ダ「分かってるわよ♪」


そう言うとセシルは腕を振った。


すると空間が歪む


ア「!!そういえばアリスは能力があったんでしたっけ!?」


アリス「うーん・・空間曲げてるね。近づかない方がいいよ。引き込まれる・・」


セ「そうそうww私の能力は断空なのぉwつまりねぇ。空間を断ち切るってことぉ?触れたら次元のはざまに吸い込まれるか別次元にいっちゃうっていうねぇw」


ア「厄介ですね・・」


セ「それでダラッドは・・」


そう言うとダラッドの身体が黒がかっていった。


アリス「何あれ・・」


ダ「私は断空とかそんなの使えないけど有毒なのよ。だからこんな風に密閉されてるとね・・」


ア「ッが・・」


アリス「毒ガスッ・・・」


ダ「猛毒だからあと10分もすればあの世逝きよVv」


ア(いきなりこんな圧倒されてっ・・勝ち目はッ・・


***


博「ああ、悪ふざけが過ぎるね」


ツ「アレン達大丈夫かなっ・・」


雪「よそ見は駄目。」


       グイッ!!


ツ「わッ!?」


良く見ると植物の蔓(つる)が這っている。


ツ「なにこれっ・・」


雪「ミシェル・・彼女の能力。」


ミ「そう、僕の能力は植物を操ること。だからこの世にない化け物花でも遺伝子を変化させ作り出すことができるんだよ。」


ツナは炎を頭に灯してから


ツ「厄介だな・・」


雪「そう。動きを封じる。」


ミ「動きを封じる?何言ってるの?だから何ができるの?雪も知ってるでしょ?アリスは核を破壊しないと止まらない化け物なんだよ?」


雪「そう、しかし貴女達の場合体内にあると考えられる。だから体を肉片にまで破壊する。」


ミ「出来る訳ないよ。君の能力は氷を操ること。凍らせて強い力で殴ったとしても肉片にまでならないから。」


ツ「雪。考えあるのか?」


雪「そう。けれど・・」


博「さっきから言ってるじゃないか。よそ見はいけないって。」


ツ「なんだあれッ!」


雪「ッ・・あれは・・」


ミ「ねえ、ここからどうするの?早く見せてよ。」


校舎の周り。雪とツナの周りには化け物の様な花が無数にうごめいていた。


ツ「ッ!!」


襲ってくる花を蔓を幾ら千切ってもキリがない。


雪「近づけない・・ッ・・」


ツ「アリスはやっぱり人間じゃないなッ・・」


雪「そう・・」


***


残り時間5分


アリス「ッ・・なんかっ・・体重い気がするよッ・・アはッ・・ヤバいかもッ・・」


着実に毒は回っていて


ア「外は大丈夫でしょうかッ・・」


ダ「あらぁ〜・・?そんな余裕あるの?坊ちゃん?」


ア「くッ・・」


戦いは互角だがそこから進展しないため毒が着実に体を蝕んでいく。


ア「対AKUMA武器でも互角なんてッ・・」


セ「だいじょぉ〜ぶ?苦しそうだけどぉ〜?あはははっ!!」


アリス(どうしようかっ・・このままじゃアレンも私もッ・・


***


雪「向こうは毒が廻っている・・きっと断空の能力で入ることは不可能・・」


ツ「こっちはこっちで大変って言うのに向こうもかっ・・歯が立たないッ・・」


植物はうめき声を上げて増殖していく。


ミ「僕はね、雲の属性なんだよ。つまり増殖。止めることはできないよ。」


ツ「ちっ・・どうすればいいんだッ・・」


雪「・・・・」





*次回!絶対絶命のピンチ!圧倒する博士たちに雪達は勝ち目があるのか!?運命の行方は!!