二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【絆のカケラ】〜D.Gray‐man〜 ( No.16 )
日時: 2010/01/30 17:14
名前: 由宇 ◆xFy/V8wehE (ID: cUbZls8V)

#09


 3階に行くと誰もいなくて、とても静かだった。

 「誰もいないさ〜」
 「みんな非難してますからねぇ・・・・」

 科学班は、アレンたちがコムリンを倒すまで1階で待機している。

 残り2匹で、1匹は腕がもげている。(アレンが斬った)

 「ねぇ、これって恒例行事?」

 優奈がポツリと独り言のようにつぶやいた。

 顔は笑ってもいなく、怒っている顔をしていた。


 「うー・・・そうかも知れませんねぇ・・・」


 「___君たち、これをみろ!!」


 後ろから声が聞こえた。


 後ろを見るとコムリンⅡと教団関係者1名。

 服からして、エクソシスト、が・・・寝ていた。


 コムリンの手の中で。


 「彼女は人質なんだよ!!」

 「だから?」


 優奈が冷たくいいはなった。
 即答で。

 「えと・・・だからコムリンを破壊するのはヤメロォォ!!」

 「無理ですね」「左に同じくさ」


 アレンの動きが少し早くなる。

 彼は笑っていた。

 「だから___こうするんですッ!!」

 アレンの爪が伸び、コムリンの腕を切り落とした。


 寝ている彼女が宙に浮く。
 重力によって、彼女は下へと落ちていく。

 「よっ・・と」
 「ラビ、ナイス」

 アレンが親指を立てた。

 「ストライクさ—!!」
 「この子カノンじゃないですか?」

 ラビの上で寝ている彼女「カノン」はエクソシストだった。

 「ぅ・・食べられない・・・でも食べるぅぅ・・・あぁ・・プリン、ジェリーのなら・・・いくらでも・・」

 カノンはそんな寝言を言いながら、寝ていた。

 優奈は覚めた目で見ている。

 ラビはカノンを壁に寄りかからせ、数歩下がる。

 「オレ、カノンはストライクだけど苦手なんさ・・・・・」

 「何で?」

 「後から分かるさ」


 どどどどどどどど_______


 大量の弾が打ち出された。

 それはコムリンからだった。


 もう1匹のコムリンも同じく連続して打ち出した。

 「・・・・ふぁ?」


 カノンが目を覚ました。

 黒い瞳に、ラビと同じ赤い髪だった。

 「あ、カノン。おはようございます」


 「・・・嗚呼、おはよう」
 「さっそくで悪いんですけど・・コムリンを倒すの手伝ってくれません?」

 カノンは軽いのびをして目を擦った。

 コムリンは、まだ銃を打ち続けている。


 「___報酬は?」
 「その時によりけりです」

 カノンは壁から離れ、その場に立った。
 
 表情は___少しの笑い。


 「オーケー☆ イノセンス発動」

 背中に漆黒の黒き翼が生える。
 
 地を蹴り、宙を飛んだ。


 「どーも。コムイさん。1体、貰ってくね」

 簡単に弾丸を避けながら、すいすいと両腕の壊れたコムリンへと近づいて行く。

 「あわわわわ・・・」

 コムリンがおかしな声をあげるとコムイの後ろへ隠れた。

 背中の翼が前にいるコムリンへと突き刺さる。

 ノイズの壊れる音がして、1体は無残にその場へ崩れ去った。

 「コムリーン!!」

 カノンは笑い、一言告げた。

 「あたしの睡眠をジャマした罰ですよ」