二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ポケスペ*:;;;:*足跡*:;;;:*第18話UP ( No.454 )
日時: 2010/02/11 22:34
名前: くぅ ◆IzJizrmPNg (ID: IjQjsni6)

第20話[オツキミ山での戦い]

 「ゆけっ!! 〝岩落とし〟だ!」
 「ピカチュウ!」

サイホーンの岩落としで、ピカチュウはたくさんの岩に囲まれる。
そして、そのたくさんの岩の中に埋まってしまった。

しかし、少しずつ岩から岩へ電流がながれ、ドピュンとピカチュウが岩から出てくる。
そして電撃でまとまる岩を、サイホーンに向かい、あたると、サイホーンはビリビリとしびれる。

 「俺のピカチュウは、聞き分けは悪いが強いぜ!」
 「まったく、しょうがないガキどもだ。ロケット団に歯向かうとどういうことになるか……」
 「!?」
 「ちゅ……注射器!?」

男は、どこからか注射器を取り出す。

 「ひねりつぶせ!!」

そして、グサッとサイホーンに刺す。
するとサイホーンはドクン、となり、ムクムクと所々が大きくなっていき……。

 「サイホーンが……サイドンに……!!」
 「……! ま、まさか貴方達、あたしのギャラドスにもそれを……!?」
 「ん〜〜? なんだって? 実験はそこら中でやったからな。いちいち覚えちゃおれん!」
 「……ゆ、許せない……!」

カスミは悔しく、悲しく……許さない気持ちで睨みつける。
そして、ボールからヒトデマンを出し、攻撃させる。
ヒトデマンの出す水攻撃に、サイドンは倒れそうな譲許になった。

 「よし……いいぞ!! イケる!!」
 「フフフ……、それはどうかな?」

ブーンと、サイドンはつのを回す。
レッド達は状況が分からない。

 「〝つのドリル〟だ!!」

サイドンは鋭いつのを回し、さっきの水を跳ね返し、レッド達を攻撃する。
そして3人は飛ばされ、カスミは洞窟の壁にぶつかって、血を流し気を失った。

 「くそっ!」
 「か、カスミ!!」
 「次は……お前達の番だ!」
 「させるか! いけっ、ピカチュウ!」
 「カチュ! ピカチュウの援護をして!」

ピカチュウとカチュはサイドンに向かうが、2匹同時にサイドンの足で潰された。

 「ムダだ! やれ、サイドン!!」

サイドンはぎゅるるるとつのを回す。
そして近くの岩を削り、レッドとホワイトに当てる。

 「い、……っ!」
 「く、くそう……てめえらみたいな悪党に……、負けてたまるか……!」

2人は石に当たりながらも、なんとか耐えきっていた。
するとピカチュウとカチュが少し電気を出し、ぐっと上にあげる。


「「頼む(お願い)、ピカチュウ(カチュ)!!」」

2人が声を重ねて言う。
すると、ピカチュウとカチュがサイドンの足を自力で持ち上げ、バリバリバリと電気を出す。

サイドンの足から出て、サイドンは倒れる。
慌てて起き上がり、ピカチュウとカチュは電気と共に上に上がる。

 「ワハハハ……! どこを狙っている!!」

ピカチュウとカチュは電気をある方向へ向けた。
そして上から降ってきたのは……。

 「!!」

大きな岩。ロケット団員達は慌てて逃げる。
ずぅぅぅんと大きな岩が道を塞ぐ。

 「くっ……。逃がしたか!」


 「……うーん、ここは……どこ?」
 「カスミ! 気がついt」
 「ちょっと! なんで泥だらけなわけ!?」

オツキミ山の洞窟から抜けてきた3人。
ボロボロになった体と傷だらけで泥だらけ。
カスミが驚くのもしょうがない。

 「え?」
 「イヤ! どこ触ってんのよ、スケベ!!」

ドカッ、と、レッドを殴る。
レッドは目を星にして倒れかける。
こうかは ばつぐんだ!▼

 (せっかく助けたのにスケベって……ねぇ)

この状況を見ていれば、みんなそう感じるであろう。

 「ちえっ! 俺の活躍を見せたかったぜ。こうやって敵を食い止めてだな……」
 「あのねぇ……」
 「それにしても……おしかったね、月の石……」

するとレッドは「へっへっへー」と笑う。
そしてカスミにじゃんっと月の石を見せる。

 「ああ!!」
 「洞窟が崩れた時、レッドが偶然見つけたのよ!」
 「やったぜ!」
 「さっすがあ!」