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第86話　追いつけ追い抜け

ラジオ搭を使おうと思い頼みに行ったら
探していたご本人がいてラッキーなマイ。

コガネのジムリーダーアカネに再び勝負をしよう、と誘いOKとの返事を貰うことが出来た

「は、早い……」

ダダダダダッ！と走り去っていたアカネを追いかけていたら
途中でバテたゴールドに会い、ハクリュウの背中に乗せられた

「大丈夫？」
「……ああ、なんとか……「リューくん？」……そっちですか」

マイに心配されて嬉しかった思いもつかの間
マイはゴールドを心配したわけではなく、ゴールドを運んでいるハクリュウを心配していたのだ

「ゴールドも大丈夫？　ごめんね、わたしがはしゃいで……」
「い、いや。こんなにマイが元気な姿見た事ねーし、気にすんな！」

罰悪そうにするマイを見てゴールドは
ハクリュウからピョンッと降りて
マイの髪をくしゃくしゃと雑に撫でた

「えへへ、ありがとう」
「ま、まぁな！」

自分で言って恥ずかしいのか鼻をかくゴールドであった