二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 明日吹く風【イナズマイレブン】 ( No.13 )
日時: 2010/01/27 19:21
名前: かのん ◆DezVC51ZuY (ID: CG4DItxk)

第3章 信頼 -1-

妹が転入してくるまであと3日!!
帝国サッカー部もちゃんとした練習をしております。

『すごいよねー。さすが超次元サッカーRPG』
「RPG言うな。」

源田さんツッコミうるさいです。
佐久間がドリブルしながらしゃべってますね。

「そもそもRPGが何の略か知ってんのか?」
『わかるに決まってんじゃん。ロングピーナッツゲート』
「ちょ 待て。ロングピーナッツって何だ。」

いちいちうるさいんだよ佐久間は。
ロングピーナッツは長いピーナッツじゃないか!!

「!!…総帥!!」

え?鬼道さん?

「それがあなたのやり方ですか!!」

…………は?

え、総帥いないよ。鬼道さん大丈夫?

「鬼道。総帥いないぞ?頭大丈夫か」

源田さんナイスツッコミですね。

「もうあなたの指示では戦いません。」
『おーい…鬼道さん?』
「俺たちも、鬼道と同じ意見です!!」
『えぇええ!?』

源田さんまでノッちゃったよ。
ノリいいんですね……じゃなくて

『何で!?何故そうなる!?』
「いや、もう一度言ってみたかったんだ……この台詞」
「俺もだ」

いやいや、そんな理由で。
総帥いないのに…

「それで、さっきからゲームやってる宮嶋は何なんだ。没収されるぞ」
『あ、やべ。ありがと鬼道さん』
「あ、やべ じゃない。ちゃんとマネージャーの役目は果たせ」
『そんなこと言ったってさー……まだクリアしてないんだもん』
「とにかく黙れ。」
『はい。』

…黙りましたが。

『あ!!あたし今やってるゲーム、ちょうどロングピーナッツゲーt「黙れ。」……はい』

こんな毎日ですが楽しいです!!

Re: 明日吹く風【イナズマイレブン】 ( No.14 )
日時: 2010/02/01 19:43
名前: かのん ◆DezVC51ZuY (ID: CG4DItxk)

第3章 信頼 -2-

『ココちゃんはあたしのものだ───ッ!!』
「……は?」
「ココちゃんて誰だ。」

…すいません。
最近買ったRPGにハマりまして……

『ココちゃんはこのゲームに出てくる女の子。超かわいいの!!』
「……」
「ゲームは持ってくるなと言っただろ」

また鬼道さんに注意されました。
しょうがない…ここでセーブしてやるよ。

※ココちゃんは実際には存在しません


なんとなく空気を変えてみる。

『なんかさー……あたしの妹、冷たいんだよね』

あたしが口を開くと皆こっちを見る。

「元々どういう性格だったんだ?」

鬼道さんがそう言った。

『ん、優しかったよ。あたしのこと“さーちゃん”って呼んでくれてたし』
「さ……さーちゃん?」

あれ、何でドン引きするの。
成神くんは音楽聴いてるし咲山さんは冷たい目でこっち見てるし。

「中学生でさーちゃんはないと思うが」
「確かに。当たり前です」
「さーちゃんキモいぞ?」
「ってか宮嶋シスコンだろ」

……皆口々に言ってますが
うん、1番最後のやつはひどいよね!?
あたしシスコンじゃないよ!?

「まぁとにかくだ。まだちゃんと話はしてないんだろ?何も変わってないかもしれない」
『…そっか。ありがとキドゥーさん』
「誰がキドゥーだ」

キドゥーさんかっこよくない?

妹がここに来るまであと1日……!!

Re: 明日吹く風【イナズマイレブン】 ( No.15 )
日時: 2010/01/31 17:02
名前: かのん ◆DezVC51ZuY (ID: CG4DItxk)

第3章 信頼 -3-

いよいよ今日、唯が転入してくる。
教室に向かおうと階段をのぼると…唯がいた。

唯はあたしに気付いたようで

「!! さ……お姉ちゃん…」

あれ、今さーちゃんって言おうとしなかった?

「お姉ちゃん、サッカー部のマネージャーやってるんでしょ?」

…え?なんで知ってんの?

「さっきサッカー部っぽい人が言ってた」

あたしの心を読んだように唯はそう言った。

あ…あたしが唯に話したいのは

『唯!!お願いがあるんだけど』
「……え?」

相変わらずクールではあるけど
ちゃんとあたしのほうに目を向けている。

『サッカー部のマネージャーやってくれない?』
「な…なんであたしが?別に他の人でも……」
『サッカー部の人も唯が必要なの。お願い!!』
「……」

唯…入ってくれるかな?

「…じゃあ、とりあえず入ってみる。つまんなかったら退部する」

唯…!!

『ありがとうっ!!』

あたしは思わず唯に抱きついた。

「なっ……や、やだ。離して!!」


この時気付いたんだ。

唯は冷たいんじゃない。

クーデレなんだ!!と。

Re: 明日吹く風【イナズマイレブン】 ( No.16 )
日時: 2010/02/01 19:06
名前: かのん ◆DezVC51ZuY (ID: CG4DItxk)

第3章 信頼 -4-

唯はサッカー部の人たちに挨拶して
ちょっとだけ馴染んでた……かも。

「……ね、ここ本当に帝国なの?」

唯には帝国は真面目なイメージがあったのかな?
最初はあたしも同じだったけど。

『大丈夫だよ。ちゃんと帝国』
「そうじゃなくって、こんな明るい感じが帝国なの……?」
『うん』

帝国って怖いイメージあるもんね。

でも 帝国サッカー部は
ちゃんと信頼できる大事な仲間だから。

『唯、やっていけるよね』
「…多分」

親の離婚で離ればなれになった唯とあたしだけど
ちゃんと接してくれるので嬉しいです。
でもあたしが帝国に来る前と今じゃ
ちょっと変わった気がするのは気のせいかな?

なんて思いながらボーッとしていると

「おい。洗濯物干しとけ」

佐久間の声が聞こえた。

『あ、了解です』
「……」

……ん?

「あ──…宮嶋の妹?名前なんだっけ」
「…っ神田です」

……あれ?

これはまさかのまさか。

唯、デレてません?
もしかして佐久間のこと……?