二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 明日吹く風【イナズマイレブン】 ( No.24 )
- 日時: 2010/02/02 21:32
- 名前: かのん ◆DezVC51ZuY (ID: CG4DItxk)
第4章 部室 -1-
昨日発見してしまった。
唯が佐久間のことを好きだったという。
でも唯はあたしの妹だし!!佐久間には渡さない!!
冷静な唯が緊張してるっぽかったし。
佐久間のどこに惚れたんだろう?
「昨日言った、部室の改善についてだが」
え、昨日?
なんか言ってたの?鬼道さん。
あ、あたし多分唯のことで頭いっぱいだったんだ。
「何か意見はないか?」
『はい!!部室にテレビが欲しいです!!』
「却下。」
え。即答?
なんで!?
『本当ならね、部活の時間に観たい番組あるんだよ!?でも部活あるからいっつも録画してるの。
でも先週録画し忘れてどんな展開かわかんないの!!だから録画忘れないようにリアタイで観たいの。お願い!!』
「却下。他にないか?」
ひどいよ鬼道さん。
ちゃんと説明したのにあっさりと。
「宮嶋。その観たい番組ってなんだ?」
辺見が聞いてきた。
『ん、アニメ』
「……」
……え?
え、なんでそんな冷たい目で見るの?
「鬼道、テレビはつけなくて大丈夫だ」
「意見を聞いたときからそのつもりだ」
えー。ひどいよ。
『……デコのくせに』
「うるせぇ」
…なんで却下されたんでしょうね。
- Re: 明日吹く風【イナズマイレブン】 ( No.25 )
- 日時: 2010/02/06 11:06
- 名前: かのん ◆DezVC51ZuY (ID: CG4DItxk)
第4章 部室 -2-
『じゃあカラオケくらいつけてよ!!』
「もっとだめだ。他にないか」
なんで!?鬼道さん!!なんでだめなの!?
『もうヤケクソで歌ってやるー!!』
「宮嶋!?」
源田がとめようとしたけど
この勢いはとまりません。
『じーんーせーい まーだまーだー終わってね───ぞッ!!』
「途中からかよ」
「やめろ。話し合い中だ!!」
『佐久間、鬼道さん!!お願い歌わせて!!』
「……」
ってことでマジで感謝!を熱唱。
「お姉ちゃん、やめて!!」
『歯を食いしばってー入れ歯になったけーど』
「はぁぁ!?なんで歯を食いしばって入れ歯になるんだ!!」
「……。」
替え歌したかったんだよ。
「と……とにかく、話し合いの続きを」
鬼道さんが話を戻そうとする。
…が、
『じゃあうろ覚えだけど勝って泣こうゼッ!歌ってやるよ!!』
ってことで。
「お姉ちゃん!!もうやめて!?」
『ごめ、最近カラオケ行ってないから思いっきり歌いたいの
ってことで歌いまーす!!』
もはや誰にもとめることはできない勢いです by唯
『めっちゃ厳しいふふふふーふふふ』
「“ふふふー”でごまかすな。覚えてないなら歌うな」
『げ……源田!!なぜうろ覚えなことを知って…!?』
「お前がさっき言っただろ。しかも“ふふふー”だからすぐわかる。」
チッ……するどいな源田は。
『ぐっとふーふふふ ふふふっふふふっふふーふー』
「……じゃあ辺見、何か意見はないか?」
うわぁ……鬼道さん、人が歌ってるのに
変見の野郎に意見聞いてるよ。
「……誰かこいつの歌を止めてくれ。」
『はぁっ!?今曲の途中なんですけど!!!』
「知らねぇよ」
『うるさいなぁデコのくせに!!』
「デコ言うな」
…はい、今からはあたしの歌だけをお贈りします!!
♪ 無茶してーふふふーふーヒザ小僧をふふふーふふー
問題ないぜ!それこそ……なんだっけ
あ、ラップはちょっと飛ばしますね。
涙 追っ払う雷音 さあLet's Go!
全員次の ふーふーふーふ
ドンマイ!ふーふーふーふ!あとふふーふ!
「はい、じゃあ洞面の意見で『宮嶋を調子に乗らせないために』どうするか意見は」
『ちょぉおお洞面ちゃん!!そんなこと言ったの!?あたしが歌ってる間に!!』
「うるさいからです」
ちょ、洞面ちゃんかわいい顔して何を!!
顔面野球ボールのくせに!!!
- Re: 明日吹く風【イナズマイレブン】 ( No.26 )
- 日時: 2010/02/06 11:42
- 名前: かのん ◆DezVC51ZuY (ID: CG4DItxk)
第4章 部室 -3-
……はい、あたしが悪かったよ。
調子に乗ってうろ覚えの勝って泣こうゼッ!を歌ったのが悪かったよ。
なんかあたしがでっかい声で歌ってたのが
他のところにも聞こえてたみたいで
通りかかった先生に怒られた。
はいはい、話し合いの途中でしたね。
初めてまともな意見を言ったのは
「部室が結構広いのでテーブルを置いてはどうでしょうか」
唯でした。
さすがあたしの唯!!
「テーブル……か。なるほど」
鬼道さんも納得したっぽいです。
「よし、ではテーブルを注文するか」
『ねぇ鬼道さん、じゃあいつでもおにぎり作れるように炊飯器は??』
「なるほどな。宮嶋もまともな意見言うじゃないか」
ふざけた意見しか言わないとでも思ったの?鬼道さん。
……ん?
『源田、幸次郎だよね』
「? …あぁ」
『佐久間……次郎?』
「……そうだが」
!! じゃあ……
『幸次郎の名前は“次郎”を“幸”せにするで幸次郎なんだ!!』
「……は?」
「違う。誤解するような言い方やめろ」
誤解? …あぁ。
『あぁ……佐久間は源田のもの、みたいな』
「だからそれをやめろ!!」
「気持ち悪い。吐き気が」
「…佐久間、吐き気するほど俺のことが嫌いなのか」
「いや、嫌いではない」
はい!!ごめんなさい!!
変な発言してごめんなさいでした。
- Re: 明日吹く風【イナズマイレブン】 ( No.27 )
- 日時: 2010/02/06 11:44
- 名前: かのん ◆DezVC51ZuY (ID: CG4DItxk)
第4章 部室 -4-
なんかごちゃごちゃやっていると
ガチャ
…ん?戸が開いた。
「フッフッフッフッ……」
あ、あの声は
『そ…総帥!!』
「待たせたな」
『……は?』
どこぞやのツンツン頭さんと同じこと言ってません?
「それがあなたのやり方ですか!!」
うっわぁ!!きたよ鬼道さん!!
その台詞好きだね……
「いつもお前は遅いんだよっ!!」
うわぁ。佐久間もなんかパクりだしたよ。
「冗談だ。私は影山零治。雷門サッカー部のキャプテンだ」
『ちょっとぉぉおおお!!!総帥までボケないでください!!』
「総帥、何を言っているんですか。雷門サッカー部のキャプテンはこの俺、鬼道有人だ」
いや、あんた違うでしょ。
鬼道さんは帝国サッカー部のキャプテンでしょ。
『……ところで、総帥は何しにここへ?』
「遊びに来た」
『ちょっともうやめて!!正気に戻って総帥ぃぃぃ!!』
「安心しろ、冗談だ」
いや、当たり前ですよ総帥。
ふざけすぎじゃないですか?
『えと、真面目に答えてください。何しに来たんですか』
「なんとなくだ。では帰る」
ガチャ
総帥は帰っていった。
本当に何しに来てたんだろうね。
まぁいいや。
帝国サッカー部は毎日楽しいです!