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第２話


「大臣」

「はい、何で御座いましょうか？」

「このドレス、もう、いらないわ。処分して頂戴」

「さようでございます」


リンも１４才。
そして黄の国の王女となりました。


「あと、この靴もよ。新しいドレスと靴を買ってきて頂戴」

「ですが、王女。予算が厳しいのですが…？」

「じゃあ、愚民共から搾りとりなさい」

「それでは…ッ！」

「私に逆らうの？」

「……承知いたしました」


リンは国民から影で『暴君王女』と言われてます。
逆らえば殺し、金がなければあるだけ奪う。
いつしかリンは変わりました。


「それと王女」

「何？」

「確か召使になりたいと言う国民が来ておりますがどう致しますか？」

「構わないわ。通して私の部屋まで連れてこさせて」

「承知いたしました」


すっかりリンは王女口調。
周りの家臣大臣も恐れるほどに。