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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: レジェンドディスクINデルトラ・クエスト ( No.4 )
- 日時: 2010/02/07 22:19
- 名前: 雷 ◆wBO0qui5KE (ID: gWkqmuUW)
第四話 シオンの作戦
『ちなみに、あなたは結末を知っている。それを口にしてはいけない』
「分かってるって、いちいちうるさいなぁ」
たまに入る声に惑わされながらも、作戦を練るシオン。
〔さぁて、恐らく今デインがさらわれたってパニクってるんだろうな……でもスパイ。だからこそ、どうすれば……そうか!〕
閃いた。
その行動を実行に移すため……。
デルトラ城
そのころ、ジャードが捕まり始めている頃。
城に潜入して影の大王がいる場所に向かった。
黒く、暗黒が渦巻いている。
「やぁやぁ、影の大王様よ」
ふざけ調子でしゃべるシオン。
「貴様は……誰だ?」
「ただの旅人ですかい、今は馬車でリーフ達がここに向かっておりますけい」
ふざけて言う。
ちなみに、ソーサーは隠してある。
影の大王の声が聞こえる。
「…………ククク、まさか人間で私に願えるものがいるとは……」
「取引しませんかい?」
「取引だと?」
「そうそう、私がリーフを追いやるかい、あなたの力をわけてくんだせい」
「力??」
「フォースですぜ」
「フォース……いいだろう、そのかわり、全てが終わってからだ」
「あんがたいぜい、じゃ早速……」
シオンは去っていった。
しかし、影の大王は……。
〔フォース……なぜそのことを……〕
すると、影の大王は空間をゆがませた。
デルトラ城道中
「見つけたぜ!」
ルーカスが乗っている馬車の前に立ちふさがった。
ルーカスが不審にみる。
「あなたは、あの時の……」
「その中身を見せてもらえないかい?」
ルーカスは馬車を見た。
「特権は?」
「いい情報仕入れてやったぜ、リーフ、バルダ、ジャスミン」
ルーカスがひるむ。
シオンが笑う。
なにを考えているのだろうか。
続く……。
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