二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: レジェンドディスクINデルトラ・クエスト ( No.6 )
日時: 2010/02/10 07:56
名前: 雷 ◆wBO0qui5KE (ID: gWkqmuUW)

第六話 光

気が付くと、シオンはジョーカーとバルダ、ジャスミンとともに捕まっていた。
肝心のリーフがいない。
しかし、そう考えている時間はなかった。
処刑台へと迫る。
あの頬のこけた人物がしゃべる。

「さぁ、我が影の王国に逆らった者達のおろかな姿を見よ!」

そのとき、四人の目をふさいでいた布を取った。
そして、ファローは驚く。

「な、なぜ四人?! それに少年は!? どこだ!」

そのとき、大きな声を出してリーフが空から降りてきた。
四人の縄を順々切っていく。
しかし、そのとき、雷鳴がとどろき、処刑台が真っ二つにされた。
シオンは同時に飛び上がって、民衆の中へ……。
しかし、リーフの両親はファローによって殺されようとしていた。
しかし、リーフはなんとか台に掴まるのが精一杯で両親が刺されるのをみるしかなかった。

「とうさん!」

「リーフ! ベルトを……」

そのとき、ジャードはファローによって刺された。
そして、アクババが現れる。
ジャスミンはそれに抵抗しようとしたが、あまりにも早すぎて、対応できなかった。
尻尾が振り下ろされる。
クリーがかばってシオンの方へ吹き飛ばされた。

「クリー!」

クリーを受け止めたシオンはどうすればいいのか分からなかった。
そのとき……。


















光がはじけとんだ。


















終わった……。
影の大王が憎しみと憎悪を渦巻きながら引いていく。
憲兵は士気を失い、レジスタンスに倒されていった。
オルは全て倒れていった。
城からルーカスが出てくる。
城にイカボットが倒れていた。
リーフ達は瀕死の父のもとへ。
リーフの腰にはベルトが巻かれていた。











しばらくして……。







怪我の療養をシオンはしていた。
いまや国王となったリーフが駆けつける。

「怪我は?」

「もう大丈夫だ」

「よかった……でも、これからどうするんだい?」

「そうだな……この世界にもうフォースはないらしい、だからもうここはおさらばかな」

「そうか……また来てよ」

「これればな」

そのとき、シオンの体が光り始めた。

『あなたを次の世界へ導きます』

「おっと、もう時間だ、じゃあな」

「うん」

そして、消えていった。



続く……。

デルトラの世界へはまたくることになりますが、今回でデルトラ編は終わります。
次は、二作品同時に共演!
お楽しみに!