二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 戦国BASARA【華麗雪花〜光と闇の双子〜】 ( No.15 )
日時: 2010/02/28 17:18
名前: ターフ (ID: 3c0JYUg8)
参照: http://名前変えたよ★(元はトコ)

——甲斐——
明智光秀の知らせが来る前の静かな山奥の中……———。
「うおぉぉぉぉ!!!!烈火、烈火、烈火ぁぁぁ!!!!」
「甘いよ!!幸村!!」
一人の青年と一人の女は刃を交え、きれいな色を放っていた……———。
一人の青年の顔立ちから見て、かなり若く大体17歳ぐらいだろうか。
その青年の武器は足軽やらが使う普通の十文字槍。
だが、それは一つの場合の話だが青年の手には…両手に一つずつ十字槍——。
その青年である彼の名は、真田源二郎幸村。
甲斐の当主であり、幸村の将「武田信玄」に仕えている。
幸村は無論、体力面にも自信がある武将だが…——。
「くっ、某の技を…!!!」
「だから甘い、隙がありすぎだよ」
その幸村を苦戦させる女は、軽くペロッと舌を出した。
彼女の武器は見た人には異様な刀である。
しかも、その異様な刀を軽々と戦っているのだ。
それも、彼女の髪色も普通の日本人といえない真紅の髪色だ。
そんな彼女の名は、二ノ宮椿。
同じく真田幸村の将に仕えている若き女戦士。
かなりの実業を上げた彼女は、また違う一面を見せることもある。
それは……———。
「本当、もうお腹ぺこぺこ〜。幸村、おんぶして〜」
「なっ、な、なななぁぁぁ!!!!は、破廉恥でござる、椿殿!!!////…そ、某はお……女子をおんぶするなど…!!!///」
「えぇ〜、だって私達同僚じゃん」
そう、この二人は同僚であり競い相手でもある。
幸村は赤面をして「同僚でも駄目でござるぅぅぅ!!///」と大きな声で言う。
椿は苦笑して、はいはいと言って笑顔がほころんだ時———。
「だ、旦那!!」
草むらから、忍の一人が現れた。
彼の名は、猿飛佐助。
真田幸村に使える忍である。
「あれ?…佐助?」
「つ、椿ちゃんもいたのか…なら話が早いや!」
「どうしたのだ、佐助。そんなに急いで」
「そりゃ急ぐさ!!なんせ、行き成りの知らせだから!!」
そう大きな声を発した後、佐助はこう言う。
「…明智光秀が、豊臣軍に殺されたって」
「「!!!!」」
その言葉は、衝撃が走るほどだった……———。

其の2花 衝撃の知らせ