二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【東方】うちのメンバーが幻想入り【ポケモン】 ( No.14 )
日時: 2010/02/19 23:33
名前: かっぺい (ID: qrbmE5ew)

ミヤ その6



「ななな何で私も!?」

「あら、だってあなた霊夢のこと眠らせたんでしょ?
 この子に催眠掛けられるんだったら、十分戦力になるわよ」

「なッ……あれは油断しただけで……!」

「わかるぜ。腹減ってるとフラフラするしな。
 でもまぁ、お前が貧乏なのはそこら辺に問題がーー」

「アンタ達がしょっちゅう家に来て、飯やら食っていくからでしょ!!」

鈍い音、右ストレートが決まった。
そのまま、霊夢さんがこっちを見る。

「あんた、何ができんのよ」

「え、あ……防壁とか」

「手抜き弾幕も受け切れてなかったけど」

「弾幕?」

「霊夢の撃ってきた玉よ。
 それ本気でやってたの?」

「う」

鋭い。
実のところ本気は出していなかった。
まぁ耐えるだけでは時間がかかるだけなのだが……

「やってません」

「……そう」

「まったく、霊夢は疑り深すぎるんだぜ。
 な、本気でやってたもんな」

魔理沙さんは見てないでしょ、とツッコミかけた。
と、そこで閃く。

このままでは事件に巻き込まれるのは必至……
だが、実力が無い事を認めてもらえば不参加で済むのでは?

「すいません私」

「ホントに役に立つのかしら」

「……じゃあこれで分かる。
 んじゃ行くぞミヤ」

「え?」


目の前のひかりのかべが振動する。
涙目になっているのを感じながら、伸ばした手を引っ込めた。

「あぁ……あ……」

「ほらな!
 中型マスタースパークでもこの通りだぜ!」

「魔理沙……室内でレーザーはマズいんじゃないの?」

それを聞いて上を見る。
屋根があった所から、日差しがさんさんと降り注いでいた。

私は霊夢さんのドロップキックを、視界に捉えてへたり込む。
魔理沙さんの叫び声と、紫さんの笑い声。
どうやらメンバー確定らしい。


「んぁ……何、宴会か?」

後ろに目を向けると、伊吹さんがのろのろと起き上がる所だった。
忘れていた。