二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【東方】うちのメンバーが幻想入り【ポケモン】 ( No.25 )
日時: 2010/02/23 23:31
名前: かっぺい (ID: qrbmE5ew)

ゴツ その7



「それからだ。
 二人、仲間が増えた」

「お名前は……」

「フータとマシロ。
 二人とも生意気だが、なかなか頼りになる奴らだよ」

へぇぇ、と妖夢が興味深そうに返答する。

「特に、マシロに会ったのはけっこう最近だ。
 強ぇ奴でな、カジさんが止めてくれて助かった」

「……カジさんって方の事、信頼してるんですね」

ん、とゴツが妖夢を見る。
笑顔、と指摘されて、無理矢理真顔に戻した。

「真顔、似合わないですね」

「うるせぇよ」

すぐに笑顔に戻って、ゴツが言った。


いつの間にか昼が訪れ、話も進んでいた。
ゴツが度々話を濁すのを見て、妖夢は事故の話に入ったと気付く。

「そん時丁度、俺達は海に囲まれた島に来てたんだよ。
 ……そういや、ここの近くに海ってあんのか?」

「うみ?」

「……ま、いい。そっからなんだよなぁ、話すとなると」

「長いんですね」

うっしゃと掛け声、ゴツが勢いよく立ち上がる。

「よし、ここで休憩だ。
 ホレ、せっかくだから来いよ」

「え、中断……またやるんですかぁ!?」

呆れたように妖夢も立ち上がる。
だが、既に刀は手に持っていた。

「続き、ちゃんと話してくださいね」

「飯の後になるかもな」

ゴツは遠くに、帰ってくる幽々子の姿を見た。