二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【東方】うちのメンバーが幻想入り【ポケモン】 ( No.32 )
日時: 2010/02/27 13:16
名前: かっぺい (ID: qrbmE5ew)

カジ その6



これからどうするのか訪ねると、カジは里をうろつきたいと言い出した。

「できれば一人で」

「あ〜……それはダメ」

「だろうな。
 喧嘩でも起こして殺される、かもしれないし」

「……妹紅、彼は危ない奴なのか?」

「見た目に比例していると思っていい」

私はカジの言葉に吹き出す。
奴の容姿に、発育過剰なにわとりが重なった。

「おい……」

「あはは! 危ないからね!
 最近のチャボは火ぃ吹くからね!」

「も、妹紅大丈夫か?」


日が沈んだら慧音宅に戻る。
とりあえずの約束を付けて、私たちは街をぶらつく事になった。
靴を履いている所、慧音が思い出したように口を開く。

「最近ここらで、見慣れない男が彷徨っているらしいんだ。
 誰も危害は加えられていないが……一応注意してくれ」

私もカジも生返事をして外へ出る。
だが、歩き出す直前カジが気になるように慧音を振り返るのを見た。

男、いや主か。