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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【東方】うちのメンバーが幻想入り【ポケモン】 ( No.58 )
- 日時: 2010/03/19 23:40
- 名前: かっぺい (ID: qrbmE5ew)
たらこ・フータ その5
「ほんとに……チルノちゃんが迷惑かけちゃって……」
「いいよ。僕ら二人とも無事だし」
「私は腰痛だ!」
「ヨーツー!」
チルノとたらこはお互いにふざけている。
呆れて首を振ったが、隣の少女はふっと笑った。
「えっと、大妖精……でいいの?」
「あ、友達には大ちゃん、って呼ばれてます。
そっちの方が言いやすいらしいんですけど」
「そりゃそうだ」
大ちゃんは照れたようにはにかんだ。
残りの二人を見ると、大ちゃんが来た事で緊張感が解けたらしい。
が、なんとなくそれも納得できる。
「でも、すぐに仲良くなっちゃったんですね」
「え、あ……いや、あれは仲が良いって言うより……」
ドつき合ってるだけじゃ、と喉まで出た。
「おいおい勘弁してくれ。
私はこいつの攻撃喰らって死にかけたんだ」
「そーそー。手加減したけど、ピンピンしてるしね」
「ピンピンはしてねぇだろ!」
二人はまたふざけ出す。
大妖精の顔をちらりと見ると、まだ笑顔だった。
「……こういうの、珍しい?」
「はい。あの子、周りの子より力が強いから……
最近になってやっと、友達ができてきて」
半ば自虐的な口調。
それを聞いて、ああ、と理解した。
やっぱりあの力は異常なんだな。
視線を、大ちゃんに向ける。
気付かれて、目が合った。
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