二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【東方】うちのメンバーが幻想入り【ポケモン】 ( No.84 )
日時: 2010/09/24 21:09
名前: かっぺい (ID: ggi.bFNB)

通りがけに投下。もうなんかタイトルが面倒くさいことに……
あ、最初の会話はどこだか分かるでしょうか?

【The Chaos/Across/Hermit Purple】“Back Side” その1



…………そうかい。

えぇ。あなたには辛いかもしれないけれど、真実よ。

まさかこんな話をされるとはな……!

仕方ないわよ。ただ

ただ?

あなたのおかげで、分かったことがいくつかあるわ。





もともと八雲紫に、事態を傍観するつもりはなかったのである。

事の発端は青年を拾ったことだ。
当時、偶然に彼を保護した紫は、青年の纏う雰囲気に異様なものを感じた。

ただの人間であるはずの彼に、紫は、今回の異変の欠片を見いだした。

また同時期、『男』と『影』の存在が彼女の耳に入ってきた。
青年の分身とでもいうのか。
例のコピー能力を持ち、『程度は違う』が……同じ姿。

それらは彼女の確認した限りで、一度ずつの出現をしていた。



「一体は、今日ミヤが行った所で、らしい」

「ミヤさん!?」

「あぁ、あいつも無事だ」



聞き込みから帰ってきた霊夢の話を聞いたとき、紫はおかしな事に気付いた。

侵入者の容姿についての証言が、一度もなかったのだ。

(そういえば……さとりは何も言わなかったわよ)
(言わないというよりは、言及のしようがないようでした)

———姿を確認できない?———

ミヤと霊夢の証言に、紫は恐ろしい仮説を導いた。
しかし、同時にもう一つの可能性にも気付く。

———言い表せる容姿をしていない?———



「そっちが『影』だ。
 今……紫が仕留めたらしい」