二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【東方】うちのメンバーが幻想入り【ポケモン】 ( No.94 )
日時: 2010/10/24 22:26
名前: かっぺい (ID: dDbzX.2k)

新章の準備でござるの巻。今回の時系列は >>67 の一瞬前!
最近はなんとか定期更新できてますね……ペースと量はまだまだか。

??? その2



【それ】を追って、私は茂みの中に足を踏み入れた。

何てことはない。【それ】は、今までに見た事が無いようなもので
なおかつ、奇妙な妖力を持っているように感じられたから、だ。
私は、好奇心を持っただけだ。

数歩を数えたところで、私は後ろを振り返る。

ぽつんと残されている「仕事道具」が見えた。
煙が上がっていて、ちらちらと灯りが揺れている。
そういえば薪をくべっぱなしだが……まぁ、すぐ戻れば問題はないだろう。

目線を戻した。既に姿は消えている。
視界の向こうに、【それ】が蠢く気配だけがある。

何だろう、この感じは

私は、藪の向こうに居る気配を感じながら、ゆっくりと身体を屈めた。
陽は随分落ちていて、夕焼けが、鋭く頬を刺す時刻だった。



【それ】は、可愛らしいモノではなかった。
【それ】は、大きなモノではなかった。

触手のような細身
手脚の無い漆黒の身体
例えるなら【それ】は



『蛇(ヘビ)』