二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 逆転御伽話 ( No.2 )
日時: 2010/02/24 20:17
名前: 遊離 (ID: MQ1NqBYl)

後編


「今日はお城の舞踏会だったんだわ・・・」
私は一番綺麗なドレスを着て、継母達にこう言った。

「私は舞踏会へ行って来るわ。帰って来るまでに家を隅々まで綺麗に磨き上げなさいよ!!」

「はい・・・。」

「ホコリひとつでも落ちていたら・・・地下牢に1週間閉じ込めてやるから!」
そう私は言うと、馬車に乗り込んでお城へ向かった。


その時だった。

「ちょぉぉぉぉぉぉぉっと待てぇぇぇぇい!!」
何処からか怪しい叫びが聞こえた。

「何なの?」
私は馬車を下りて行った。

するとそこには・・・

「盗賊1号・・・・。」

「2号!!(キラリ—ン☆)」

「「参上」」

となんともアンバランスな2人の盗賊が出てきた。

「へっへっへっ・・・美味そうな姫だ。」
2号はいきなり私に近づいてきた。

「な・・・何よ・・・」
私は思わず後ずさってしまった。

「から揚げにして食ってやるわぁ!!」

ガバァァァァァァァァァァ!!!!

そう言いうと2号はいきなり私に抱き付いてきた。

「キャァァァァァァァァ!!!!!」
私は大声で叫んだ。

すると・・・

「お姫様のピンチにぃ〜王子様がぁ〜・・・キタァァァァ!!!!」
変な王子が現れた。

「た・・・助けて・・・」
私は『誰でもいいや・・・』と思い、その王子に助けを求めた。

「お姫様を放せ!このぅ!!」
王子は盗賊たちを蹴り飛ばした。

「「あぁぁぁぁぁ〜〜」」
「俺のから揚げぇ〜〜(泣)」
盗賊たちはそう言ってお空の星になりました。

「助けてくれてありがとう。」
私はお礼を言った。(一応ね

「いえ・・・あの・・・僕と結婚してください!!!!」
王子はなんとイキナリプロポーズしてきた。


「助けてくれたのは嬉しいわ・・・

  でもね・・・・・

 アンタ私のタイプじゃね—んだよ!!さっさと消えやがれ!!」

私は王子の顔を

”バシィィィィィィィィィィィィィィィン!!!”
っと、思いっきり叩いた。

「あぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜」
王子は数メートル飛び無様な姿で転んだ。




こうしてシンデレラの独裁政治は永遠に続くのでした。


             おしまい