二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 逆転御伽話 ( No.3 )
日時: 2010/02/25 20:38
名前: 遊離 (ID: MQ1NqBYl)

逆転白雪姫—上—

ある所に我儘なお姫様がいた。

肌は雪のように白く透きとおっていて唇は薔薇のように紅い。

髪は夜の様に黒く輝いていた。

その名は・・・白雪姫。

「ママァ、お腹空いたぁ。おやつに最高級卵のプリンがいい〜」

「駄目よ。」

「嫌だぁ〜。ママ、そんなこというとこの国から永久追放しちゃうぞ!」

白雪姫は継母である紅雪に冷たくきつく当たっていた。

「継母の癖に生意気ね・・・。」
白雪姫は凍るように冷たい眼差しで紅雪を見つめた。

紅雪はその目線に気付くとさっさと部屋へ帰って行った。

「パパ〜、ママが怖いよぉ。このお城じゃなくてママだけ森の奥に閉じ込めちゃおうよぉ。」

白雪姫はそう父に頼んだ。

「そうだなぁ・・・。」
父はしばらく考えると、

「ママに聞いてみるね。」
と笑顔で言い、部屋を出た。

「これからそうやってママを追い出そうかなぁ〜♪」

白雪姫はその事しか考えていなかった。

大嫌いな継母を国の外へ・・・




        永久追放する事しか・・・