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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 桜と火薬と彼岸花 BLEACH ( No.20 )
- 日時: 2010/03/30 23:47
- 名前: 天道 (ID: kfmvS1ow)
九頁「安堵」
「へぇ────お前結構金持ちなんだな」
「嫌味ですか?皮肉ですか?いや皮肉は間違っていますね、嫌味ですね」
「いや違ぇよ、なんでそんな自虐モード入ってんだよ」
日向と影太はとてつもなく大きな家の前でミニコントを繰り広げていた。
この日向達の前にそびえ立つ途方もなく大きな家。これは日向の家が所有する家である。
「私の家と良い勝負だな……」
「そんな家如きを比べてないで早く中に入りましょう、車もないですし……あ、それと私用事があるんでちょっと部屋に案内するんで部屋から出ないでください」
「え、ひm「い・い・で・す・ね」はい……」
日向は何故かやや焦り気味に影太達を部屋に案内し、何処かへ出かけていった。
「……なあ白哉」
「なんだ」
「あと追っかけてみねぇか」
「……よし」
/*******/
「お母さ〜ん、いる〜?」
日向が窓を開けると、かなり綺麗な女性が出てきた。
「あら、日向じゃない、また来てくれたの?」
「当たり前でしょ……というか、来たい、って感じだしね」
「(なんか口調変わってないか)」
「(たしかにそうだな)」
影太の言う通り、日向はいつもの堅苦しい喋り方ではなく、タメ口で喋っていた。
顔にもいつもの何処か作った様な表情ではなく、柔らかい表情が浮かんでいた。
「(チクショー、俺っちは信用できないってか)」
「(何を言っている、先程あの者を母親と言っただろう、長く一緒にいるからではないのか?)」
「(けどなんで母親だけこんなとこ住んでんだよ)」
「(……なるほど、あの者は一、二番目の母という事か)」
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