PR
二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 。o○ 記憶 ○o。 【デュラララ!!】 ( No.1 )
- 日時: 2010/02/26 19:31
- 名前: 真紅 (ID: zfEQ.qrn)
第1話 大嫌いなアイツが危険です
「……あ?」
彼——平和島静雄の前方をフラフラと歩く一人の好青年。
黒髪に真っ黒な服に身を包んでいて一風変わっているように見える。
(あの野郎…ッ!!!池袋に来んなって言ったはずなのに…!!)
静雄は、近くにある標識を引っこ抜き勢いよく彼に突っ込んでいった。
そう、彼の唯一の天敵——折原臨也に。
「臨也ぁぁああぁッ!!!!!」
——ガンッ。
臨也は避ける事もせず、思いっきり標識にあたった。
いや、臨也は避けられなかった。
(…あ!?)
反応しなかった事に不思議に思い臨也に近づいてみた。
臨也は大量の血を流して地面に寝そべっていた。
「……チッ」
軽く舌打ちをして、静雄は臨也を抱えある所に向かった。
静雄と臨也の友人——岸谷新羅のマンションヘ。
◇◇◇
「あれ?静雄。珍しい……えッ?」
「よぉ。ちょっとコイツを診てくれねぇか?」
新羅は驚きを隠せなかった。
だって、静雄があの臨也は抱えていることに。
しかもお姫様抱っこで。
「おいッ」
「うわッ!う、うん。わかった」
未だに驚きを隠せない新羅は、臨也の状況を見て急いで部屋に案内させた。
部屋の一室に布団を引き手当てした臨也を寝かせた。
一方静雄は、状況を新羅に説明をしている。
「で、コイツはどーなんだ?」
「うん。それがね、ちょっと危ないんだ」
「危ない…?」
疑問に思い眉を動かした。
「実は、臨也風邪をひいててね」
静雄は、顔を一気に青くした。
病気で弱ってる相手を襲うなんて許されない事だから。
「でも、問題はそこじゃないんだ」
「じゃあどこだよ?」
PR