二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 。o○ 記憶 ○o。 【デュラララ!!】 ( No.2 )
日時: 2010/02/27 11:01
名前: 真紅 (ID: OYJCn7rx)

第2話 大嫌いなアイツが心配です


部屋の戸が開き、臨也が浮かない顔ででてきた。

いつもなら何かを言ってくる筈なのに。


「あ…あの、ここどこですか?」


意味不明のことを言う臨也。

(何言ってんだコイツ?)

疑問を抱く静雄と違って新羅は青褪めている表情だった。


「静雄、僕の話をゆっくり聞いてね」

「あ?あぁ」











「臨也…記憶喪失みたい」










「…はぁあ!?!?」


静雄の声が部屋中に響き渡った。

臨也は不安な表情で静雄達を窺っていた。


「手前…新羅。嘘吐くんじゃねぇよ」

「ちょ…痛ッ!痛い!痛いって!!」


新羅の手首を思いっきり掴む。

静雄の怪力の所為で本気で痛がってる新羅。


「お前…嘘だろ?コイツが記憶喪失になるはずねぇよ」


かなり動揺している様子の静雄。


「本当だって…ホラ、見てご覧?」


ゆっくり恐る恐る視線を向ける静雄。

その目に映る臨也は、いつもの憎たらしい見下した顔で自分を見ているのではなく不安そうに視線を向けていた。

普段では想像もつかない臨也。


「ね?」

「……」