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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 。o○ 記憶 ○o。 【デュラララ!!】 ( No.3 )
- 日時: 2010/02/28 23:02
- 名前: 真紅 (ID: zTJIAtHn)
第3話 大嫌いなアイツが可愛いです
「で、静雄。どうするんだい?」
「どうするって何が?」
「臨也について」
体を硬直させ静雄の隣に座る臨也をチラッと見た。
話が分かっていない臨也の表情が目に映る。
吸っていたタバコを灰皿に押し付けて潰した。
「俺が責任を取らなきゃいけねぇのか?」
「うん。普通はね」
新羅の言葉が静雄の胸に刺さった。
(俺の所為かよ…)
内心思ったけどあえて言葉に出さいでおこう。
「俺、その…記憶が無いんですけどこれからどうすればいいんでしょうか?」
すると突然黙りこくっていた臨也が言い出した。
「この静雄って言う人と住めば大丈夫なんじゃない?」
「新羅ッ!!手前ぇ…ッ!!!」
「ほ、本当ですか!?」
新羅の言葉に顔を輝かせた臨也。
初めて見た臨也の無邪気な笑顔に驚きつつもある静雄。
(……コイツもこんな顔すんのかよ)
「えっと…その、よろしくお願いします!…平和島静雄さん?」
「…ッ!!……静雄でいい」
臨也の笑顔に顔を赤める静雄。
(可愛い…ッ)
不覚にも可愛いって思ってしまった自分に嫌気がさした。
「じゃ、僕これから仕事だから。静雄、臨也のことよろしくね」
「あッ!オイ、新羅…」
「出ってた、出てった」
無理矢理部屋から出された静雄と臨也。
ともあれ静雄はまず自分の家に向かった。
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